日本 韓国 Flag
(イメージです。)


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:2015/05/08(金) 11:08:40.01 ID:
 先月29日に米国連邦議会上下両院合同会議で行われた安倍晋三首相の演説は、植民地支配と従軍慰安婦についてどう語るかに関心が集まっていたが、この点に劣らず記者が注目したのは、日本の対外戦略に占める韓国の比重がうかがわれる部分だった。安倍首相は「アジア太平洋地域の平和と安全のため、米国のリバランスを支持する。
 
徹頭徹尾支持するということを、ここに明言する」と前置きした上で「日本はオーストラリア、インドと、戦略的な関係を深めた。ASEAN(東南アジア諸国連合)の国々や韓国と、多面にわたる協力を深めていく」と語った。
 
日本外交の優先順位において韓国が、2007年に安全保障協力に関する共同宣言に署名したオーストラリア、数年前から急速に接近しているインドはもちろん、東南アジア諸国よりも下ということを明らかにしたのだ。

 安倍首相の今回の演説は、「太平洋国家」という首相の目標を再確認させるものだった。安倍首相は、オバマ大統領訪日に先立つ14年4月、欧米メディアに「日本の第二の開国」という記事を寄稿し「日本はもはや、自らを極東とは考えない。われわれは環太平洋地域の中心にある」と主張した。19世紀末の最初の開国を主導した福沢諭吉のように、安倍首相も、日本にとって特段役に立たない東アジアの国々とは距離を置く準備ができていることを明らかにしたのだ。

 日本を「北東アジア」という枠組みの中で理解し、「韓中日」という表現に慣れ親しんできた韓国としては、安倍首相の立場は容易には理解できない。いやそれどころか、地理的・歴史的に最も近い韓国に、どうしてこうも冷たくできるのだろうか。

しかしこうした疑問は、日本が「アジア国家」と「太平洋国家」という二重のアイデンティティーを持っているという事実を理解すれば、容易に解ける。

 島国・日本は、韓半島(朝鮮半島)経由で渡ってきたアジア系と、南太平洋からやって来たポリネシア系がつくった古代文明から出発した。米国の文化人類学者、ルース・ベネディクトは、日本を理解する古典に挙げられる著書『菊と刀』で、天皇について、太平洋の島々で見られる「神聖首長」と同じ概念だと記した。

日本の二重性は、その後も続いた。2000年近くにわたってアジアの国際秩序だった朝貢体制の外部に位置し、明治維新後はアジア主義と脱アジア主義が交差する中で歴史が進んだ。「大東亜共栄圏」を叫んでいたのに、第2次大戦で敗れると、米国主導の西側世界に喜んで編入された国が日本だ。

 今回の訪米で、安倍首相が米国に対し露骨な求愛を行う一方、アジア諸国は無視したことにより、日本はアジアを脱して「太平洋国家」へと一歩進んだ。日本のこうした動きは、言うまでもなく宿敵・中国の強力な台頭を警戒しているからだ。太平洋を結ぶ米国主導の対中封鎖網への参加と、太平洋諸国との経済的つながりの強化に、国の命運を賭けているのだ。

 脱アジアの動きを加速させている「安倍日本」が、北東アジアの隣接諸国に配慮するとは思えない。中国中心の新朝貢体制に編入される可能性が高いとみられる韓国に対しては、なおのことそうだろう。
 
謝罪する気が特にない相手にこれを要求し続けるのは、互いに煩わしい。今や、「東洋3国」ではなく「太平洋国家」へと脱皮しつつある日本と共に生きていくための、より冷徹な対日関係を構想すべき時が来ている。

http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2015/05/08/2015050801291.html
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2015/05/08/2015050801291_2.html 

=管理人補足=
ソース元記事タイトル;【コラム】韓国に冷たい「太平洋国家」日本