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photo credit: German flag via photopin(license)
(イメージです。)


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:2015/07/09(木) 21:21:46.78 ID:
 【ベルリン中西啓介】

 ギリシャの財政支援を巡る同国と欧州連合(EU)の交渉が続くなか、最大の債権国ドイツでは、最新の世論調査で新たな支援策に90%以上の人が反対するなど、ギリシャのチプラス政権に対する厳しい意見が出ている。ただ、ギリシャ人の生活を心配する人は多く、民意は理性と感情の間で揺れているようだ。新たな支援策の実行には、独連邦議会など各国議会での採決が必要となる。

 ギリシャ政府は8日、ユーロ圏の金融安全網「欧州安定メカニズム」に3年間の金融支援を要請。税制や年金改革にも近く着手する方針を明らかにした。メルケル独首相は、一貫してチプラス政権との対話による解決を目指している。

 ニュース専門テレビ局n-tvが同日実施した電話調査では、回答者の92%がギリシャに対する新たな支援策に「反対」と答えた。独公共放送ARDの調査でも、89%がギリシャ側が他のユーロ圏諸国に歩み寄るべきだと回答。対ギリシャ強硬派のショイブレ独財務相への支持が過去最高の70%に達している。

 会社員のディートマー・ツェイマーさん(58)は「ギリシャはまず富裕層への課税をして、それからEUに助けを求めるべきだ」と、税制改革を強く求めるショイブレ路線を支持する。ドイツも1990年の東西ドイツ統一以降、不景気に陥り、年金支給開始年齢の引き上げや労働市場の改革など「痛み」を経験。改革が最善だとの論調は根強い。

 感情的な対立もある。ギリシャの反緊縮デモではメルケル首相とナチスを同一視する看板が掲げられる。大学生のヤン・ブロッホさん(22)は「メルケルはナチだと言うが、首相はギリシャをユーロ圏にとどめるため努力をしてきた。彼らは厚顔無恥だ」と憤る。

 ドイツによるギリシャ財政支援の歴史は古い。1830年代、バイエルン王国(現独南部)の王、ルートビヒ1世はギリシャ独立戦争を支援。だが放漫財政のためギリシャからの返済は滞り、王は私財から国庫に返済。退位の一因になった。

 独紙ウェルトは「国際社会にカネを無心して返さないのは、ギリシャ独立以来のことだ」と切り捨てる。

 ただ、改革の「優等生」のドイツでもギリシャ国民のことは気になる。ARD調査では約70%が「(銀行閉鎖下での)ギリシャ人の生活が心配だ」と答えた。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150709-00000096-mai-int