1:2015/07/22(水) 21:13:37.47 ID:
(画像:韓国・ソウル市内の予備兵訓練所に入る救急車。韓国では主に重大な急患以外の救急車利用は有料制となっている)
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 韓国で巨額の予算を投じて導入した「ハイテク救急車」が機能不全で次々と廃車処分になり、市民から批判の声があがっている。車内と搬送先の病院を通信回線でつなぎ、収容した患者の容体を映像で病院の医師に直接配信できるシステムを搭載したものの、通信不良が続出。全く役に立たたない上に、維持管理費だけがかさむという最悪の事態となり、お払い箱になった。背景には、「安全」をないがしろにする韓国社会の「悪弊」があった。

  ・通常の救急車の3倍の値段

 韓国紙「経常日報」(電子版)によると、韓国南東部の蔚山(ウルサン)市は、市内の消防署に配備していた「集中治療用救急車」3台の運用を7月1日に取りやめた。うち2台は廃車処分、1台は展示・体験用として保存する案を検討しているという。

 購入価格は1台2億ウォン(約2200万円)。通常の救急車の3倍を超える高額な費用だったが、2009年10月の導入から6年足らずでお払い箱となった。

 導入当初は期待の救急車だった。

 病院の少ない郊外に住む市民の救急搬送において、応急措置による蘇生(そせい)率を高めるのを目的として開発された「遠隔診療システム」などハイテク装備満載の車両だったからだ。

 具体的には、患者の脈拍や呼吸、心電図など7つのデータを、コンピューターを介して病院の医療スタッフに送信。医師が応急処置方法を救急隊員に指導するという仕組みだが、なかでも患者の様子を映像で病院に伝える動画送信システムは当時画期的だった。

  ・型落ちのパソコンに、旧式のOS…機能不全は必然か?

 ところが、経常日報によると、このシステムはほとんど使われることがなかった。

 システムは実際に使ってみると通信不良が相次いだ。理由について、通信方式がW-CDMA方式という旧式だったといい、さらに車載コンピューターは市販のパソコンで、そのOS(基本ソフト)も旧式のウィンドウズXPだった。

 XPは2001年末に発売開始、世界中で利用されたが、09年10月には後継OSの「ウィンドウズ7」が発売されている。問題のハイテク救急車が導入されたのもそのころ。モデル末期のパソコンに旧式のOSで高精細動画の配信システムを組んだのだから、トラブルは必然だったともいえる。

 例えば、運用していた消防本部では、救急車と病院の通信が可能となるまで5分以上かかった。このため、実質的な医療指導が不可能だった。5分もかかっていては救急医療とはいえない。その上、誤作動や騒音もひどく、結局、救急車から病院への連絡は電話を使っていたという。

>>2以降に続く)

産経WEST 2015.7.22 11:00
http://www.sankei.com/west/news/150722/wst1507220006-n1.html