1:2016/03/10(木) 11:25:32.62 ID:
9e026fc5.jpg

■大法院も見逃したセウォル号「最後の交信」発掘

2014年4月16日午前9時40分、沈没する船から逃走する直前のセウォル号船員の最後の交信が公開された。

船が傾き沈没している時、セウォル号との交信を維持していたのは珍島海上交通管制システム(VTS)のみとされていた。しかし、ハンギョレ21が参加した「真実の力、セウォル号記録チーム」は済州(チェジュ)運航管理室もセウォル号との交信を維持しており、1等航海士のシン・ジョンフンが9時40分に「乗客は450人なので警備艇一隻では(救助に)足りないと思う」と話していたことが初めて確認された。それがセウォル号が外部と交わした最後の交信だった。

この内容は裁判、検察捜査、監査院調査でも一度も公開されたことはない。 交信直後の9時45分、甲板部の船員など10人がセウォル号の操舵室から脱出した。当時セウォル号の船内では「現在の場所で安全に待ち、これ以上外に出て来ないように願います」という案内放送が流れていた。

済州運航管理室「セウォル号、セウォル号、海運済州、感度ありますか?」

セウォル号「はい、セウォル号です」

済州運航管理室「ひょっとして警備艇、P艇、警備艇到着していますか?」

セウォル号「はい、警備艇一隻が到着しました」

済州運航管理室「はい、現在の進行状況をちょっと教えてください」

セウォル号「はい、何ですか?」

済州運航管理室(別の担当者が電話を代わって受け取り)「はい、○○さん、現在の進行状況をちょっと教えてください」

セウォル号「はい、警備艇が一隻到着し、今救助作業をしています」

済州運航管理室「はい、今P艇は係留していますか?」

セウォル号「はい、今警備艇がそばに来ています。 そして今乗客が450人なので、今の警備艇に乗り移るには足りないので、追加で救助に来なければならないようです」

済州運航管理室「はい、よく分かりました。今船体は傾いていないですね?」

セウォル号 (応答なし)

最後の交信を通じて、セウォル号の船員らが乗客に対して退船命令を出さずに操舵室から逃走した理由が明らかになった。

乗客に退船を命令すれば船員の脱出順序は後にならざるを得ず、事故現場に到着した100トン級の警備艇では船員を含めて「総人員500人程度」を救うことは不可能に見えた。

救命ボートも降ろせなかった状況で、操舵室にいた甲板部の船員など10人のうちライフジャケットを着用していたのは3人だけだった。「当時の状況から見て、もし乗客と船員が一度に海に飛び込めばライフジャケットを着用していない船員の中から死亡者が出る可能性があった」。「非常に危険」で「死んでもおかしくない」状況だった(2014年5月8日のシン・ジョンフン第6回被疑者尋問調書)。

乗客が海に先に脱出して自分たちが“救助”される機会が失われないように、セウォル号の船員らは退船命令を出さずに小型警備艇に逃走したと見られる。

大法院(最高裁)はセウォル号の船長に対してのみ殺人罪を認めた。 他の甲板部船員には殺人の故意を認めなかった。しかし、セウォル号の船長だけでなく他の船員も乗客を見捨てて逃走した責任を厳重に問うことができる真実の一片が、新たに明らかになった。

2016.03.10 07:28
http://japan.hani.co.kr/arti/politics/23547.html