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(イメージです。)


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:2016/04/01(金) 13:47:46.21 ID:
http://toyokeizai.net/articles/-/111647

イタリア警察は昨年12月、オリーブオイル7000トンの偽造を摘発した。この組織的犯罪は、2014年のオリーブ収穫が惨憺たる出来だったのを受けて不正行為が横行し、純度が法定基準に満たないエキストラバージンの製造が推定で4倍に増えたことと無関係ではない。
 
世界で販売されているイタリア産オリーブオイルの72%が偽装の可能性があり、業界慣行が注目される中で、イタリアは偽装品撲滅の対策を急いでいる。
 
2月には、欧州連合(EU)とイタリアの政府、国会議員、貿易振興会、オリーブ栽培組合、そして、バチカンからの使者までもが一堂に会し、不正に対処すると同時にイタリア産オイルの名誉挽回について話し合った。

「両面作戦」で本物売り込め
 
「傷ついた評判を回復させねばならない」と、イタリア上院で偽造委員会の委員長を務めるコロンバ・モンジェロ議員は会議で強く訴えた。昨年10月にはミラノ万博での調査で、外国人訪問客の99%が、同国のオリーブオイルは混ぜ物であり消費者はだまされている、と見ていることが示されたからだ。同議員はこの結果を踏まえ「私たちの目的は米国市場に、イタリア産に見えるものと本物のイタリア産の違いを理解してもらうことだ」と語った。
 
「Extract(エキス)」と銘打たれたこの会合では、米国への輸出促進策として両面作戦が議題となった。
規制に従わないイタリアの生産者を厳罰に処する法律の制定する一方、かつてない規模のマーケティング活動を展開して、米国の消費者にエキストラバージンオイルの味わい方と使用法を知らしめようというのだ。
 
「オリーブオイルを理解するには、ワインと同じことをする必要がある」と、イタリアの著名文化人フランコ・マリア・リッチ氏は語る。「フランスでは4歳の子供にワインは天使だと教えている。イタリアはオリーブオイルの文化であり、その重要性は同じように伝えられる必要がある。品質とテロワール(風土)を理解しなければ、価値を理解することはできない」。
 
オリーブオイルは常に、犯罪と関わってきた。高価で地中海文化でも珍重されるため、その生産と貿易には闇の側面が付きものだったのだ。商人が利益を増やすため、エキストラバージンを安物のオイルで薄めることは古代から知られていた。

今日、オリーブオイルに関しては違う種類の犯罪が見受けられる。それは主として、イタリアの産業的な
オリーブオイル事業の多数を支配する「アグロマフィア」である。その悪行は倫理的な生産者を傷つけ、消費者を混乱させてきた。

「本物のオリーブオイル」を手に入れるには
 
一方、世界最高のオリーブオイルを生産するイタリアほど、この犯罪に正面から向き合っている国はない。そもそもサプライチェーンの各段階で偽物を嗅ぎ分けることを訓練されている警察など、イタリア以外の国には存在しないだろう。
 
また、オイルの元となったオリーブの木や、生産した人までをもトレースできるIGP (地理的表示保護)やDOP(原産地名称保護)といった制度を持っている国もイタリア以外にはない。
 
最良のオリーブオイルは、イタリア各地の渓谷や大地などで、情熱を持った職人によって製造される。彼らは伝統的な摘み取り法と現代の栽培技術とを併用するなどして、疑いなく祖先よりも優れたオイルを作り出しているのだ。
 
とはいえ、良いオイルのすべてにDOPシールが付いているわけではない。その点にだけ目を向けていると、多くの素晴らしいエクストラバージンを見逃す羽目になる。「USDAオーガニック」と同様、厳格かつ高額の官僚的プロセスのせいで、倫理的な小規模生産者の多くが申請を思いとどまっているからだ。

専門家ではない人が良いオリーブオイルを見つける最善の策は、良いワインを選ぶ手法と同じであり、
知識の豊富な販売店を見つけることだ。近くにそのような店がない場合は、専門家も購入している販売業者にオンラインで注文することができる。