1:2016/04/01(金) 22:15:05.12 ID:
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中国が実効支配する南シナ海・パラセル(中国名・西沙)諸島のウッディー(永興)島。2月3日(右)には何もなかったが、同月14日(左)には地対空ミサイルが配備されていた(ImageSat International N.V.(C)2016、共同)

 オバマ米大統領と、中国の習近平国家主席が3月31日(日本時間4月1日未明)、ワシントンで首脳会談を行った。オバマ氏は、中国が軍事的覇権を強める南シナ海や、サイバー攻撃の問題などを追及したが、習氏は「それぞれの核心的利益を尊重すべきだ」といい譲歩しなかったという。残りの任期が約10カ月となったオバマ氏を軽視しているのか。

 注目の首脳会談は、世界各国の首脳と国際機関代表が集まる核安全保障サミット前に行われた。

 両首脳はまず、金正恩(キム・ジョンウン)第1書記率いる北朝鮮が、核実験やミサイル発射などの挑発行動を繰り返すことを問題視し、米中連携を進めることで合意した。

 オバマ氏は「米中は朝鮮半島の非核化追求で一致している」と語った。習氏は「対北朝鮮制裁を強化する国連安保理決議をすべての関係当事国が厳守すべきだ」と発言。

 ただ、南シナ海の問題などでは距離があった。

 中国は、ベトナムやフィリピンなどが領有権を主張する岩礁などを勝手に埋め立てて軍事基地化し、南シナ海の「航行の自由」を奪い、自国の領海にしようと強行している。中国のハッカーによる、米国の政府機関や企業へのサイバー攻撃も頻繁に報告されている。

 オバマ氏が会談で、南シナ海やサイバー、人権など米中間の利害が対立する問題について言及すると、習氏は次のように開き直ったという。

 「意見の異なる問題でも、(米中両国は)それぞれの核心的な利益を尊重すべきだ」「『航行の自由』などを口実に、中国の主権を侵害することは許さない」

 さらに、習氏は、米軍の最新鋭地上配備型迎撃システム「高高度防衛ミサイル(THAAD)」の韓国配備について「中国の安全に関する利益を損ねる」と反対し、台湾で5月に独立志向の民主進歩党政権が発足することについては「いかなる独立運動も許さない」といい、米国に「1つの中国」原則を厳守するよう求めた。

 国際社会は、自国のエゴを押し通す中国の暴走を許してはならない。

http://www.zakzak.co.jp/society/foreign/news/20160401/frn1604011213003-n1.htm