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 (台北 10日 中央社)

 総統府(台北市)前のケタガラン大道で10日、死刑廃止に反対する民間団体主催のデモが行われた。時折大粒の雨が降る中、白いバラを手にした多くの市民が参加し、社会の安定や司法制度の改善を訴えた。

 台湾では死刑廃止を求める声が高まる一方、2014年には台北メトロ(MRT)車内で男が刃物を振り回し26人が死傷したほか、昨年5月と先月28日には台北市内で8歳と4歳女児がそれぞれ男に殺害される凶悪事件が相次いで発生。デモでは「死刑に値する凶悪犯には死刑判決を下すべきだ」などと呼びかけられた。

 妻と子供2人を連れて参加した李さんは「子供に安全な環境で育ってもらいたい」と語った。林雨欣さんは「死刑は暴力で暴力を制するとの批判もあるが、台湾は死刑を廃止できる環境が整っていない」と話し、死刑の存続を求めた。

 主催団体の理事長はデモについて「次の世代を守るため」と強調。「死刑廃止に反対することは子供を守ることだ」と主張している。

(許秩維、廖壬楷/編集:齊藤啓介)

フォーカス台湾 2016/04/10 18:02
http://japan.cna.com.tw/news/asoc/201604100006.aspx