韓国 
(イメージです。)


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:2016/05/05(木) 17:54:58.09 ID:
産経新聞 5月5日(木)12時5分配信

 中国人観光客の誘致に力を入れる韓国だが、このほど中国からの4500人もの団体客をがっかりさせてしまったらしい。理由は冷たい生ビールが飲めなかったから。そのくらいのことで目くじらを立てる中国人観光客にもあきれるが、韓国側には根深い問題があるようだ。

■野外は缶ビールだけ

 「冷たい生ビールはないのか」。

 中央日報によると、韓国の仁川月尾島で3月28日に開かれた「チメク」パーティーで、参加した中国人観光客4500人から、こんな不満の声が相次いだという。

 チメクとは、韓国風のフライドチキンを食べながらビールを飲むことで、チキンとメクチュ(ビール)を略した韓国の造語だ。人気の韓流テレビドラマ「星から来たあなた」で取り上げられ、中国でも有名になった。パーティーは、これを中国人観光客に直接体験してもらおうと企画された。月尾島文化通りの300メートル区間に6人用テーブル750卓といす4500脚が並び、用意されたチキンは1500羽にも上った。

 ちなみに、参加した4500人は全員、中国・広州の健康補助食品開発流通会社、アオラングループの従業員だ。同社の「報奨旅行」として、計6000人が3月下旬から4月上旬にかけて訪韓した。パーティーはその一環だが、不首尾に終わった。チキンとビールをうたいながら、缶ビールしか提供されないことに参加者は満足できなかったらしい。

 「韓国では野外で缶ビールしか出せない」。企画した旅行会社の関係者はこう繰り返すばかりだったという。

■硬直化した規制

 問題は韓国の硬直化した規制にある。

 韓国では、酒類取り扱いに関する国税庁の告示で「生ビール・手製ビールは食品接客営業所の売り場内に限り販売することができる」と定めている。一般の飲食店として認められなければ、生ビールは提供できないのだ。ドイツのビール祭り「オクトーバーフェスト」が日本でも各地で開かれて人気を集めているが、野外で生ビールを出す同様のイベントを韓国では開催できない。

 時代に合わなくなった規制が韓国の観光振興の足を引っ張る事例は多いようだ。

 中国から団体客を誘致するには厳しい審査をクリアして中国専門担当旅行会社の資格を得る必要がある。1998年に中国人の不法滞在防止のために導入した制度で、2013年からは2年ごとの資格の更新審査も義務付けた。

 だが、中国人観光客が急増する中で、国家試験に受かった観光ガイドの確保が十分にできず、無資格ガイドを使ったなどの理由で資格が取り消される業者が続出している。今回、チメクパーティーに参加したアオラングループを誘致した旅行会社も直後に取り消しを余儀なくされた。

 このほか、スキューバダイビングに適した地域に、ダイバーが集まらないのも輸送手段をめぐる規制が障害になっていると問題視されている。

 韓国を訪れた中国人観光客のうち再訪するのは20%と日本の80%に比べ大きく見劣りしている。規制改革の遅れも影響しているに違いない。

■「泡がなく水っぽい」

 話を韓国のビール事情に戻そう。

 生ビールといえば、韓国マクドナルドは今年2月から、京畿道城南市板橋にオープンした直営店でハンバーガーとともに生ビールを販売している。マクドナルドは米国や欧州の一部の店舗で酒類を販売しているが、アジアでは韓国が初めてという。

 だが、韓国の生ビールは「泡がなく、水っぽくてまずい」とネット上でも評判が芳しくない。そもそも、生ビールにとどまらず、韓国のビール自体がかつて英経済誌エコノミストに酷評された経緯がある。