韓国 
(イメージです。)

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:2016/05/08(日) 10:15:45.61 ID:
【コラム】韓国はどうして危機に強くなったか分かりますか?
2016/05/08 06:03
 
 最近の会合で講演した金融関係者が投げかけた質問だ。普段から韓国の産業構造調整の必要性を強調してきた彼は、韓国が危機に強い理由を「普段は激しく戦っていても、危機に直面すると内輪での戦いを中断し、団結してきたからだ」と結論づけた。

 アジア通貨危機、世界的な金融危機はもちろん、6・25(朝鮮戦争)による廃墟を克服し、近代化を成し遂げた歴史は全て団結があってこそ可能だったとの指摘だ。彼は「問題は韓国国民を一つの目標に没頭させ、率いていくリーダーシップだが、それさえあれば世界最高の競争力を持てる」と主張した。

 ところで、韓国人は今も果たしてそのままだろうか。急に8年前の経験が思い浮かんだ。米国に端を発した金融危機で世界を揺るがしたリーマン・ブラザーズの破綻問題が明らかになった直後のことだ。韓国が新たな危機の犠牲になりはしないかと懸念していたころ、インターネットにはこんな書き込みがあった。「今回には通貨危機当時のような金製品集めのようなことはやめよう。庶民ばかりが金塊を差し出し、結局は金持ちがさらに裕福になった」。もし韓国社会がこうした扇動に流されていれば、韓国経済は金融危機を克服できずに沈没していたかもしれない。

 最近「危機に強い韓国」を疑問視させたのは現代重工業労組だ。同社は過去2年5カ月で約4兆9000億ウォン(約4700億円)の累積赤字を出した。それなのに、同社労組は今年の団体交渉計画で、6%賃上げ、夏季休暇の2日追加、海外研修年間100人以上という要求を掲げた。好況期には労組が協力したのだから、危機に際しては会社が貯め込んだ資金を放出しろという論理だった。

 危機意識を共有しない集団は結局は危機に打ち勝てない。現代重工業労組は大宇造船海洋に4兆ウォンの支援を行っている韓国産業銀行のようなパトロンに期待しているのかもしれない。だが、韓国の造船会社は賃金が世界でも最高水準にあるにもかかわらず、賃金が韓国の半分にすぎない中国メーカーの追い上げで苦戦している。幸いにも今のところは中国メーカーよりも生産性が高いため、何とか持ちこたえているが、これもいずれは逆転するのは明らかだ。

 生涯を造船業にささげたある造船メーカー社長は「韓国の造船業が復活するためには、労使が共に認めるべき明白な事実が2つある。一つは韓国造船業が過去のような全盛期を迎えることはない点、もう一つはそれでも生き残るためには新入社員からであっても、賃金を現在の半分にまで引き下げるべきだという点だ」と指摘する。

 冒頭の金融関係者は「投資家の立場からみて、韓国の造船業は決して魅力的な投資先ではない。しかし、韓国人として期待する。韓国はこれまで危機に強かったのだから」と語った。造船業の復活。それが韓国の「危機克服DNA」を立証する歴史的な証拠となることを願ってやまない。

李仁烈(イ・インヨル)産業1部次長

朝鮮日報/朝鮮日報日本語版
http://www.chosunonline.com/m/svc/article.html?contid=2016050600741