1:2016/05/26(木) 12:16:38.79 ID:
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韓国の英雄・李舜臣の像=ソウル

 「ウリジナル」を和訳するとしたら、「良いもの何でも韓国起源論」となろう。ここで言う「良いもの」を渉猟する(=広く探す)対象地域は、中国(=例えば、漢字や孔子)はもちろん、ヨーロッパ(=同、ピザやサッカー)にまで存在するが、主たる渉猟の地が、日本であることは間違いない。

 そして、対日ウリジナル渉猟活動と裏腹の存在であるのが、「日帝残滓・倭色の剔抉(てっけつ=暴き出す)一掃」の運動だ。

 戦後70年もたつのに、いまだに「日帝残滓」が次々と剔抉されることの不可解さ。剔抉されても、一掃がいっこうに進まない事例が多々あることは、より不可解だ。

 住居表示のように、「この方式は日帝残滓だ」と剔抉し、米国流の「街(ストリート)表示方式」に改めたものの、いまだに混乱。「昔の方が便利だった」との批判が尽きない例もある。つい「日帝って、優れていたのですね」と言いたくなる。

 このところ問題として尾を引いているのは、軍隊内部での命令系統の用語の多くが、日帝が残した漢字語の韓国読みになっていることだ。例えば、「気合(キハップ)を入れてやる」といった言い方だ。

 まあ、言葉の問題は、ここではスルーしておこう。日本人がつくった和製熟語の「韓国読み語」を追放したら、現代韓国語は崩壊してしまうのだから。仮に「和製熟語を使うな」と大統領が命令を出したところで…いや、「大統領」という熟語そのものが和製だった。日帝は、国の格により「中統領」「小統領」と区別するような意地悪ではなかったのだ。

 最近、聯合ニュース(2016年5月19日)が報じたのは、忠清南道(チュンチョンナムド)牙山(アサン)市の顕忠祠(ヒョンチュンサ)池の「倭色」問題だ。そこは豊臣軍と戦った英雄・李舜臣(イ・スンシン)の霊廟がある公園の中にある。その池が、京都・二条城の二の丸庭園の池を模して造られたという批判が、1990年代初頭からたびたび提起されてきた。

 そこで、ついに8億ウォン(約7400万円)の予算で、自然石を積み上げる改修工事をして、日本式庭園というイメージをなくすことにしたというのだ。よりによって、李舜臣のゆかりで造成した池が、日本のパクリだったとは驚きだ。工事により、池の広さは3割ほど減るという。

 韓国の自治体の中で「反日色」が濃いことで知られる仁川(インチョン)市は最近、東区、中区、南区、西区の名称を変えることにした。合併による市の領域拡大、市庁舎の移転により、名称と地域が結びつかなくなったことが直接の理由だ。

 しかし、左翼系メディア「オーマイニュース」(15年12月18日)は、これに関連して「方位概念による行政区域名称は日本式」との説を展開している。

 もう、「毎度ご苦労様」としか言いようもない。

 ■室谷克実(むろたに・かつみ) 1949年、東京都生まれ。慶応大学法学部卒。時事通信入社、政治部記者、ソウル特派員、「時事解説」編集長、外交知識普及会常務理事などを経て、評論活動に。
主な著書に「韓国人の経済学」(ダイヤモンド社)、「悪韓論」(新潮新書)、「呆韓論」(産経新聞出版)、「ディス・イズ・コリア」(同)などがある。

http://www.zakzak.co.jp/society/foreign/news/20160526/frn1605261140001-n1.htm
http://www.zakzak.co.jp/society/foreign/news/20160526/frn1605261140001-n2.htm