1:2016/06/21(火) 16:33:18.31 ID:
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違法操業する中国漁船を取り締まる韓国軍(AP)

 朴槿恵(パク・クネ)大統領率いる韓国と、習近平国家主席をトップとする中国の漁業権をめぐる争いが激化している。韓国領海内で中国漁船が違法操業を繰り返すなか、韓国軍が大規模な取り締まり作戦に乗り出したのだ。韓国世論は「海賊化」する漁船の横暴を放置する中国政府の姿勢を非難。ネット上では「漁船を撃沈しろ」と実力行使を求める声が上がるなど不穏なムードが高まっている。

 韓国軍合同参謀本部は14日、北朝鮮領に近接する黄海の漢江河口で、不法操業していた中国漁船2隻を拿捕(だほ)したと明らかにした。

 韓国軍が取り締まりを行ったエリアは、1953年の朝鮮戦争休戦協定で韓国と北朝鮮の双方の船が制限付きで出入りできると定めた「漢江河口中立水域」。両国の衝突を避けるため、救助船などを除いて進入を避けてきた水域で、これまで中国漁船による不法操業が繰り返されていた。

 韓国軍と海洋警察、在韓国連軍は10日から付近海域で中国漁船の取り締まりを敢行。漁船はいったん退去したが、数隻が戻ってきたため、14日に取り締まりを再開していた。

 韓国国防省によると、中国漁船は、中立水域の西方、国連軍が海上の南北境界線として設定している北方限界線(NLL)の周辺にも度々出没。最盛期を迎えているワタリガニを密漁するなど、横暴を繰り返しているという。

 聯合ニュースによると、NLLでは、北朝鮮漁船も活動を活発化させており、韓国軍は「NLL死守訓練」と題した作戦を展開。イージス艦や攻撃ヘリ、陸海空軍の航空機10機近くが参加している。

 現地紙「ヘラルド経済」は、中国漁船の横暴を放置する中国政府の姿勢を「自国漁船の『国際海賊化』に手をこまねく」などと痛烈に批判。韓国のネット掲示版では、「撃沈したらダメなのか」「燃やしたら違法なのか」などと韓国軍に強硬な対応を求めるコメントが相次いだ。

 韓国情勢に詳しいジャーナリストの室谷克実氏は、「中韓の漁業権をめぐる争いは、ずっとくすぶってきた問題だ。過去には違法操業する中国船とそれを取り締まる韓国当局の双方に死者が出る事態になっている」と指摘し、こう続けた。

 「『蜜月』が伝えられてきた両国だが、最近は、米韓合同軍事演習や慰安婦問題での日韓合意などをめぐって対立し、関係が冷え込んでいる。今回は、中国の違法操業の被害があまりに深刻なために韓国軍が出動したが、対応次第では中韓関係に決定的な亀裂が入りかねない」

http://www.zakzak.co.jp/society/foreign/news/20160621/frn1606211550001-n1.htm
http://www.zakzak.co.jp/society/foreign/news/20160621/frn1606211550001-n2.htm