1:2016/07/02(土) 21:23:33.16 ID:
66f8821a.jpg
▲東北アジア歴史地図の中の「東アジアの新石器文化遺跡地分布」図。歴史地名を、その国の言語で表記しており、「ハングルで表記しなかった」と非難を浴びた。

「在野の学者からの強い非難で評価を変えた」という解釈も

 東北アジア歴史財団(金浩燮〈キム・ホソプ〉理事長)の監督不行き届きか、それとも在野学界の攻勢に「屈服」したのか…。30日、韓国国会教育文化体育観光委員会(柳成葉〈ユ・ソンヨプ〉委員長)の業務報告では、東北アジア歴史財団が東北アジア歴史地図編さん事業を「破棄」すると決めたことが争点に浮上した。東北アジア歴史地図は、中国・日本による韓国史歪曲(わいきょく)に対応するため、同財団が8年の月日と45億ウォン(現在のレートで約4億円、以下同じ)の予算をかけて推進してきた事業。ところが最近、同財団は「地図学的基準に満たない」として、既存の事業を破棄して原点から推進し直すことを決め、国庫の浪費だという非難を呼んでいた。

 最大野党「共に民主党」の兪銀惠(ユ・ウンヘ)議員が同財団から提出を受けた「事業中間・結果報告書審査結果」という資料によると、同財団は事業を進めた2008年から毎年2回ずつ、計16回にわたって独自の審査を行った。08年8月から15年7月までの15回の審査では、評点が84.8~95点でいずれも合格点(80点)を超えた。ところが昨年12月15日の最終結果報告審査では、評点は14点にとどまった。同年7月の審査(評点84.8点)と比べ、実に70点も落ちているのだ。兪議員は「わずか5カ月で70点以上も点数が落ちるのは、常識的に理解できない。東北アジア歴史財団の管理監督不行き届きで、45億ウォンもする『不良品』ができたということになる」と語った。同財団の金理事長は「私もあきれた。特別監査を要請するかどうかも検討したい」と語った。金理事長は、昨年9月に就任した。

 わずか5カ月で財団の事業評価がひっくり返った背景については、別の解釈もある。古代史問題をめぐる主流歴史学界(大学教授からなる)と在野学界(大学教授でない歴史学者からなる)の鋭い見解の差が、事業撤回の裏にあるというのだ。特に昨年、「漢の四郡」の位置を韓半島(朝鮮半島)北部と表記した東北アジア歴史地図の古代史パートが一部公開された後、在野学者の非難が殺到した。同財団が12年に米国連邦議会調査局(CRS)へ送った古代史関連の資料が、こうした内容を盛り込んだ東北アジア歴史地図に基づいているという点も問題になった。韓国国会の東北アジア歴史歪曲対策特別委も是正を要求した。最終的に、財団は昨年10月から事業の再検討に入った。

 財団は、地図作りを担当していた延世大学・西江大学の産学協力団から10億ウォン(約8900万円)を回収し、参加学者らの財団に対する研究費申請も今後5年間は制限すると決めた。この事業を担当していた財団職員16人も懲戒することにした(重懲戒1人、軽懲戒7人、警告8人)。また、財団内部で再び地図を作る案も進めている。

 しかし、地図編さんに携わっていた学者らは、財団による今回の決定に反発している。ある教授は「教育部(省に相当)傘下の公共機関が、学問的に検証されていない在野の学者の主張を、事実上無責任に受け入れるということ」と語った。

キム・ソンヒョン記者
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2016/07/01/2016070101009.html
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2016/07/01/2016070101009_2.html