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「記憶の場」の起工式に出席した朴元淳ソウル市長(前列中央)と元慰安婦の女性ら=6月29日、ソウル市内(共同)

【ソウル=名村隆寛】
 
 慰安婦問題の「最終的かつ不可逆的な解決」に向けて日韓両政府が合意したにもかかわらず、韓国のソウル市が慰安婦を追悼する公園の造成や、慰安婦関連資料の国連教育科学文化機関(ユネスコ)世界記憶遺産への登録を全面支援している。日本人観光客の招致に日々努めているソウル市だが、慰安婦問題の蒸し返しが逆効果になる危険性を考慮していないかのようだ。

 慰安婦追悼の公園「記憶の場」は現在、ソウル市中心部にある南山のふもとで造成が進められている。敷地は「韓国統監官邸」の跡地で、8月15日の光復節(日本の朝鮮半島統治からの解放記念日)までに完成するという。

 「記憶の場」は、元慰安婦を支援し日韓合意に反対する「韓国挺身隊問題対策協議会(挺対協)」や、各界の関係者が昨年11月に推進委員会を結成し、造成に向けた募金活動を進めていた。6月末には起工式が行われ、挺対協や国会議員らのほか、敷地を管理・提供するソウル市の朴元淳(パク・ウォンスン)市長ら、同市の関係者が出席した。

 起工式の式典で朴市長は、追悼施設が「若い世代の歴史教育の場所となる」と強調し、「多くの国民に訪れてほしい」と述べた。さらに、韓国を中心とする国際市民団体がユネスコ世界記憶遺産に慰安婦関連資料を(5月に)登録申請したことにも言及。「韓国政府がやらないから、ソウル市がやる」と明言し、市が予算拠出し支援していく姿勢を表明した。

 慰安婦問題に対し、朴市長は元慰安婦を支援する団体や市民に同調する姿勢をとり続けている。

 今年2月上旬、ソウル駐在の外国メディアを対象とした記者会見で朴市長は、「海外からの観光客をさらにソウルに迎え入れたい」などと熱く語り、「観光都市ソウル」をPRした。そんな朴市長に、日本メディアの記者が、ソウルの日本大使館前に違法に設置されている慰安婦像の扱い(撤去)について質問した。

 慰安婦問題をめぐる日韓合意(昨年12月)を踏まえた上での質問で、「日本を含む海外からの観光客を呼び込む一方で、日常的に大使館前で慰安婦像を囲んで反日抗議活動を展開するのは矛盾していないか?」との趣旨だった。

 朴市長は苦笑いしつつ、こう答えた。「民間で設置し、市民の象徴的なものになっており、(撤去は)難しい」。慰安婦像の撤去については、韓国政府も同様の立場をとり続けている。しかし、ソウル市はこの時点ですでに、慰安婦追悼の公園に協力する方針を示していた。

 8月前半の完成を目指して工事が始まっている追悼公園は、ソウルを象徴する観光地の南山のふもとにあり、ソウル一の繁華街「明洞(ミョンドン)」に近い。外国人観光客がたくさん泊まる高級ホテルも近くに複数ある。

 こうした場所で慰安婦追悼の公園は間もなく完成する。「歴史教育の場」だけでなく、朴市長が追悼公園を外国人向けの“観光資源”としてまで想定しているのかどうかは定かではない。ただ、ソウル市が呼び込みを狙う日本人観光客に限ってみれば、プラスの要素は全くない。

http://www.sankei.com/world/news/160705/wor1607050012-n1.html
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http://www.sankei.com/world/news/160705/wor1607050012-n3.html
http://www.sankei.com/world/news/160705/wor1607050012-n4.html

>>2以降に続く)