韓国 
(イメージです。)

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:2016/07/08(金) 09:38:51.13 ID:
欧州連合(EU)はブレグジット(英国のEU脱退)で危機を迎えた。国際経済一般、その中でも国際金融の危機だ。理念的には新自由主義・グローバル主義・多文化主義の危機としてもよく理解される。英国や韓国のような個別国家も国際社会も共に波打った。

見逃してはいけない別の次元がある。ブレグジットは「地域主義(regionalism)の危機」だ。地域主義は国家内部にもあり、国際社会にもある。国家内部の地域主義の代表的な事例としてはカナダのケベック、英国、スコットランド、スペインのカタルーニャが浮上する。韓国の嶺湖南(ヨンホナム)地域主義も同じ範疇に入る。「忠清道(チュンチョンド)待望論」には本格化する可能性がうかがえる「湖西地域主義」が潜在された。

国際的レベルの地域主義は同じ地理的・文化的アイデンティティを基に繁栄・安保のような共同目標を追求するためにEUのような制度・機構を作って国家を超えた国際地域レベルの利益を図ることをいう。

地域主義の土台に敷かれていたのは「国も重要で国際社会も重要だが、ひとまず私たちで1つになってみよう」という現実感だ。「私たちか他人か」という一言で要約されることができる。血は水よりも濃い。「私たちは英国人である前に、みな同じスコットランドの人間だ」「私たちは世界人である前にみな同じヨーロッパ人だ」と1つになることの呼び掛けは「私たちはみな同じ韓国人だ。英国人だ」といった民族主義スローガンを双方で威嚇する。国家は内外から挑戦を受けている。事実、国家でも政党でもすべての政治単位はいつどのように解体されるのか、あるいは飛躍するのか誰にも分からない。

「悪い」地域主義は民族国家や国際社会に害を及ぼすことができる。今までEUはおおむね「良い」地域主義を実践した。民族主義とグローバル主義の間で緩衝役をした。

欧州人は自分たちが成就したEUだという和合と統合の連帯をとても自慢していた。自分たちの地域主義を世界へ「輸出」するために努力した。EUは東南アジア諸国連合(ASEAN)、南米国家連合(USAN)、アフリカ連合(AU)など自身の予備的な似たような形と関係を活性化した。あらゆる支援を惜しまなかった。

EUは国際関係(international relations)で一方主義や多国主義に劣らず重要な流れである「国際地域間関係(inter-regional relations)」を先導する。EUは氏族国家→部族国家→民族国家という巨大な歴史的流れで自然な次の段階を表象すると理解できる。疑いの目で見ることもできる。ブレグジットという一撃にあったが、EUはもしかしたらローマ帝国の現代的な復活だ。「多文化主義国家の仮面をかぶった人種国家」に向かって疾走しているかもしれない。帝国主義や人種主義に失墜する可能性が今なお残る。

だがEUという政治実験はいくらでも良い方向に発展できる。いくつかの連合(unions)が形成する全地球的な意志決定体制はいくつかの強大国が思うままにする国際関係よりもはるかに民主的だ。ひとまず連合内で意見を取りまとめた後、ほかの連合らと協議に入るのが道理にかなう。

ややもすると人工知能(AI)と気候変化が呼び起こす危機のために地球と人類が滅びる時代になった。どんな個人・一族や国家や大企業がいくら多くの富と権力を蓄積しても、世の中そのものが消えてしまえば何の意味があるだろうか。国家と市場をこえた意志決定の構造が切実な時代だ。いつかは世界政府・世界国家ができるかもしれないが、現在としては「国際地域間の関係」が可能性の高い代案だ。

ブレグジットは果たして一過性のハプニングで終わって世界は「EUとその兄弟たち」として再構成されるだろうか。それならば韓日中は「北東アジア連合」の道に入るほかはない。

http://japanese.joins.com/article/034/218034.html
http://japanese.joins.com/article/035/218035.html

>>2以降に続く)