1:2016/08/08(月) 16:37:49.80 ID:
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東シナ海で実弾演習を行う中国海軍。軍事的覇権を強めている(新華社=AP)

 中国は1990年代末から、「近海防衛ライン」と称する海洋戦略を進めている。

 まず、九州南端-台湾-フィリピンを結び、南シナ海の九段線へと続く「第1列島線」の内側を中国海軍の勢力圏とし、将来、航空母艦を保有して、横須賀-小笠原諸島-グアム-サイパンを結ぶ「第2列島線」まで進出するというものだ。

 そして、中国の最終的狙いは「太平洋米中分割管理」だろう。これは、中国の習近平国家主席が繰り返し、「広大な太平洋には、中米両大国を受け入れる十分な空間がある」と発言していることからも明らかである。

 「第1列島線」の内側には、朝鮮半島はおろか沖縄本島まで含まれている。中国がこの領域の制海権を握るには、韓国と沖縄に駐留する米軍を排除しなければならない。

 中国が北朝鮮トップの首を挿げ替えて傀儡(かいらい)化し、北朝鮮と韓国の間で平和条約を締結させれば、駐韓米軍は存在理由を失って撤退するだろう。後は、沖縄の人々に「米軍基地反対運動」や「沖縄独立運動」をけしかけて、沖縄から米軍を追い払えばいい。

 これで朝鮮半島も沖縄も中国の軍事勢力圏に入り、この地域を中国の思いのままにできる。こうして「第1列島線」が形成されれば、日本のライフラインは、すべて中国に握られてしまう。

 日本と同盟関係にある米国はすでに「世界の警察官」の立場を放棄し、軍事費を大幅に削減しつつある。場合によっては、中国と妥協してハワイまで米軍が撤退する可能性さえある。

 米大統領選の共和党候補である不動産王、ドナルド・トランプ氏による「日本と韓国を核武装させて、米軍は引き上げる」という発言の背景には、米国のこうした事情があるのだ。

 万が一、米軍がハワイまで後退すれば、その時点で「第2列島線」が形成され、日本全体が中国の勢力圏にのみ込まれるだろう。

 安倍晋三首相はそこで決断した。あらゆる反対を決然とはね返して、安全保障法制を成立させ、日本と米国が協力して東アジア海域の平和維持にあたるという、新しい局面を切り開いたのだ。これによって、米軍が西太平洋から撤退する可能性は当面なくなり、中国による第1、第2列島線形成の悪夢も遠のいた。

 一方、「反日感情」がすべてに優先する韓国では、共産主義の怖さも忘れて、人々はかつての敵国だった中国一辺倒になっている。

 このままでは、韓国は間違いなく滅びるだろう。かつて苦しい時に手を差し伸べたのは、一体どの国だったかを冷静に振り返るべきだ。現在の経済危機を克服する道も、おのずと見えてくるはずだろう。

 赤化して中国の属国となるか、日本と協調して未来の繁栄を切り開くか、今こそ韓国の人々は決断しなければならない。
 
(朝鮮問題研究家・松木國俊)
=おわり
 
http://www.zakzak.co.jp/society/foreign/news/20160808/frn1608081140001-n1.htm
http://www.zakzak.co.jp/society/foreign/news/20160808/frn1608081140001-n2.htm