F15J.jpg 
(イメージです。)


1
:2016/08/14(日) 11:46:52.51 ID:
中国軍の戦闘機が五月下旬以降、沖縄県・尖閣諸島周辺に複数回にわたり接近し、最も近くて領空まで約五十キロに迫っていたことが十三日、日本政府関係者の話で分かった。航空自衛隊の戦闘機が緊急発進(スクランブル)して対応した。政府は「接近事例が相次ぎ、異例の事態だ」(関係者)と警戒している。

中国軍の艦船が六月九日に尖閣周辺の接続水域を初めて航行するなど、海域で活動を拡大しているのと同時に、空域でも活動を活発化させている実態が浮かび上がった。

政府関係者によると、五月下旬以降に少なくとも三回、尖閣諸島に接近。防衛省は、中国軍がより広い空域での作戦遂行のため、遠方での戦闘機の運用能力を向上させる動きの一つとみて、詳しい分析を進めている。

二〇一二年九月の尖閣国有化後、中国軍の情報収集機が尖閣周辺の領空から百キロ前後に接近した例が相次ぎ確認され、防衛省が公表。一三年十一月に約四十キロまで近づいた際も情報収集機だった。国家海洋局所属のプロペラ機は一二年十二月に領空侵犯した。

中国機へのスクランブルは、一五年度は五百七十一回に上り、〇一年度に国別データの公表を始めて以降で最多。三カ月ごとの統計でも今年四~六月は百九十九回で一~三月の百九十八回を上回り、過去最多だった。領空外側に設定した防空識別圏と呼ばれる空域に、通報なく航空機が侵入した場合、スクランブルの対象となる。

これに関連し、元空自航空支援集団司令官の織田邦男元空将は六月、中国機が東シナ海上空でスクランブルした空自機に攻撃動作を仕掛けたとの記事を発表。空自機は「自己防御装置を使用しながら、中国機によるミサイル攻撃を回避しつつ戦域から離脱した」とするなど、緊迫する現状を紹介した。

防衛省側は「(中国機が)攻撃動作を取った事実はない」(河野克俊統合幕僚長)と否定している。
 
以下ソース:東京新聞 2016年8月14日
http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/list/201608/CK2016081402000121.html