1:2016/08/22(月) 11:17:49.92 ID:
 ようやく、むやみに“悪者”“戦犯”をつくりたがる姿勢の誤りに気付いたのだろうか。リオデジャネイロ五輪サッカー男子の準々決勝でホンジュラスに0-1で敗れ、2大会連続のメダル獲得を逃した韓国代表。
韓国内では、オーバーエージ(OA=24歳以上)枠で同試合に出場しながら無得点に終わったエースの孫興民(トットナム=イングランド1部リーグ)に厳しい声があふれているという。だが、そういったファンの「ゆがんだ応援文化」を否定する声が韓国メディアから出始めている。

 韓国紙中央日報の日本語版(電子版)は「最善を尽くしても負ければSNSで非難殺到」と題した記事を掲載。その中で「一部ファンたちの悪性コメントが度を越している。最善を尽くした代表選手を敗北の元凶だとみて露骨な非難もはばからない」と、インターネット上でのファンの辛辣(しんらつ)な書き込みなどを批判。そのうえで、「ホンジュラスの非紳士的なプレーにすぐに非難があふれた。だが、それよりも大きな非難が孫興民に向かった。ポータルには『孫興民が何度もチャンスをダメにした。ちゃんとしたシュートができなくて負けた』『メダルを取れなかったんだから軍隊にでも行け』などと嘲弄(ちょうろう)混じりの悪性コメントが相次いだ」と記した。さらに、専門家の「今回の問題を機に私たちのゆがんだ応援文化を振り返って反省しなければならない」とのコメントも紹介した。

 チームの敗退が決まると、孫興民はピッチに崩れ落ち、芝に頭を押しつけて泣いたという。そんな醜態もファンの怒りを買ったのかもしれないが、AP通信は、孫興民の未練がましい態度の背景には、韓国の徴兵制があると断じた。

 韓国の徴兵制は、五輪でメダルを獲得するなどした場合には免除されることで知られている。まだ兵役を終えていない孫興民にとって今回のリオデジャネイロ五輪はその“特典”を得る絶好の機会のはずだったが、ホンジュラス戦では気合が空回り。シュートをことごとく外し、エースの責任を果たせなかった。だからだろうか。試合後には主審に駆け寄り判定への不満をぶちまけたとも報じられている。AP通信によると、孫興民は「チームメートをがっかりさせて申し訳ない気持ち。だから涙が止まらなかった。彼らの顔を見ることすらできなかった」と話したという。

 欧米メディアの中にも、所属チームのシーズン開幕戦よりも五輪出場を重視した孫興民の姿勢を疑問視する声がある。英夕刊紙「イブニング・スタンダード」(電子版)は「韓国の準々決勝敗退により、孫興民の五輪参加はまったく無駄骨だった」と題した記事を掲載した。

 2012年の前回ロンドン五輪では、3位決定戦で日本を破って銅メダルを獲得した韓国代表。今回は、そのときとの対比で、ファンの落胆も大きかったのかもしれない。そのスケープゴートになったのが孫興民だったとも言える。

 ともあれ、ロンドン五輪では、日韓戦の勝利に喜んだ韓国選手がピッチ内で竹島領有を主張するプラカードを掲げるなどして物議をかもした。今回のリオデジャネイロ五輪では、日本も1次リーグで敗退。残念な気持ちは大きい。だが、「ゆがんだ応援文化」の餌食(えじき)となった孫興民にはかわいそうだが、日本を目の敵にされ、目の前で蛮行を繰り広げられる不快な思いはしなかったのは、救いかもしれない。
 
http://www.sankei.com/west/news/160822/wst1608220005-n1.html
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準々決勝でホンジュラスに敗れ、ピッチに突っ伏す韓国の孫興民。韓国ネット上で批判が巻き起こっている(AP)
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ホンジュラス戦の孫興民(ロイター)
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ホンジュラス戦の孫興民(AP)