1:2016/09/11(日) 01:26:54.25 ID:
 韓国の朴槿恵(パク・クネ)政権の「応援団」とみられてきた保守系最大手紙、朝鮮日報と大統領府の関係がこじれにこじれている。同紙が朴大統領の最側近にまつわる疑惑を最初にスクープしたのに対し、親朴派議員らが同紙主筆と企業の“癒着”を暴露、主筆は辞職に追い込まれた。スクープした記者や、最側近への捜査を検察に要請した特別監察官が、逆に捜査を受けるという異例の事態ともなっている。韓国メディアは互いに非難し合うばかりで、「報道の自由」への危機に一致して対抗するという意思は感じられない。産経新聞前ソウル支局長が在宅起訴された揚げ句、無罪となった事件の教訓は生かされなかったのか-。

「先進国ではあり得ない」記者への強制捜査

 《権力側が嫌がる報道をしたことを理由に、取材記者に対して家宅捜索を行うという行為は、メディアを敵対視した左派政権時代にもなかったことだ。権力とメディアとの関係をめぐる重大なあしき前例として、今後も長く語り継がれるだろう》

 朝鮮日報は8月30日、同紙社会部次長が前日に検察の強制捜査を受け、携帯電話を押収されたことに対し、こう朴政権を痛烈に批判する社説を掲載した。

 同紙が7月、朴大統領の最側近とされる禹柄宇(ウ・ビョンウ)大統領府民情首席秘書官の妻の実家の不動産取引をめぐる疑惑を報じたことが発端だった。検事長が収賄容疑で逮捕された事件で、贈賄側のオンラインゲーム大手のネクソンから不動産取引で便宜を受けたというのだ。

 他のメディアも追随し、兵役で機動隊に務める息子の特別待遇や、家族の会社を通じた脱税・横領といった疑惑が次々報じられた。

 大統領の親族や大統領府高官の不正を調べる李碩洙(イ・ソクス)特別監察官が8月、禹氏の疑惑を捜査するよう検察に依頼。民情首席秘書官は、司法機関も管轄し、捜査の進捗(しんちょく)に関する報告も受ける立場なため、「公正な捜査に支障を来す」として、禹氏は辞任すべきだとする世論が高まっていた。

 29日に禹氏の関係先への家宅捜索が行われたが、同じ日に、李監察官や疑惑を最初にスクープした朝鮮日報次長に対する家宅捜索も行われた。同紙が李監察官に電話取材した内容をテレビ局がスッパ抜き、監察内容を漏洩(ろうえい)させた特別監察官法違反容疑がかけられたのだ。李監察官は辞表を提出した。

 テレビ局を通じた暴露を受け、大統領府側が「重大な違法行為であり、国の根幹を揺るがす」と怒りをあらわにしていた。

 朝鮮日報は、社説で「先進国では、政府高官の不正をめぐる取材を問題視し、捜査機関が記者の携帯電話を押収するなど、絶対にあり得ない」とし、「この国の時計はいま、完全に逆回転をしているのだろうか」と猛反発を示した。

「腐敗既得権勢力」が朴政権を見限り?

 同じ8月29日には、朝鮮日報を揺るがす別の動きもあった。

 朴大統領の「親衛隊」ともいえる与党、セヌリ党議員が記者会見し、巨額の粉飾決算を行ったとして捜査を受けた造船大手の大宇(テウ)造船海洋から、豪華チューター機で欧州を巡る接待旅行を受けていたメディア幹部として、同紙の宋煕永(ソン・ヒヨン)主筆の実名を公表した。

 宋氏はその日のうちに辞意を表明し、同紙も解任を発表。翌30日には辞職した。左派紙、ハンギョレによると、議員が26日に接待疑惑を匿名で発表した後には、宋氏は同紙の編集幹部の会議で「根拠がない」と言い張っていたというが、数日で自ら特定企業との不適切な関係を認める結果となった。

http://www.sankei.com/premium/news/160911/prm1609110028-n1.html

>>2以降に続く)
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韓国紙、朝鮮日報の主筆が接待を受け宿泊したとされるローマの豪華ホテルの写真を示す与党議員の金鎮台氏=8月29日、ソウルの韓国国会(聯合=共同)
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韓国の朴槿恵大統領