1:2016/09/20(火) 20:04:08.05 ID:
出発1時間前までのキャンセルなら違約金はわずか40円
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 秋夕(中秋節、今年は9月15日)連休3日目の16日午後2時、韓国南東部・釜山駅の待合室で会社員のAさん(40)はコレール(韓国鉄道公社)が運営するスマートフォン(スマホ)の列車予約アプリをじっと見つめ、ため息をついた。Aさんと妻はソウルに戻る列車の乗車券を手に入れられず、この日午前、あてもないまま駅を訪れた。乗車券の販売窓口にはキャンセル待ちの人が200人ほど長い列をつくっていた。Aさん夫婦は2時間余りキャンセル待ちをした揚げ句、ようやく列車に乗ることができた。

 毎年、名節(旧正月や秋夕)のたびに問題となっている列車乗車券の「ノーショー(予約不履行)」が、今回も続出した。必要以上の乗車券を予約し、直前になって1枚だけを残してキャンセルする恥知らずな「ノーショー族」のせいで、多くの人が帰省・帰京の乗車券を買えず地団駄(じだんだ)を踏んだ。

 最大野党「共に民主党」のミン・ホンチョル国会議員がコレールから提供を受けた資料を分析した結果、今年の秋夕連休(9月13-18日)期間の列車乗車券をオンラインで予約した人は195万3000人(重複予約を含む)で、このうち20.7%に当たる40万5243人が乗車当日に予約をドタキャンしていた。ドタキャン率は昨年の秋夕連休(2015年9月25-29日)の21.3%とほぼ同じだった。

 一方、世界最大の鉄道路線を運営する全米鉄道旅客公社(アムトラック)によると、13-15年の3年間に米国全域のアムトラックの列車乗車券を予約した約9587万人のうち、予約不履行の割合は3%(約287万人)にすぎなかった。

 ドタキャン客のせいで秋夕の乗車券を買えなかった人々は、キャンセルによる違約金がかかる出発1時間前からあふれ出すキャンセル乗車券を手に入れるため、争奪戦を繰り広げた。数十万人に上る人々が出発直前まで乗車券を手に入れられず、窓口で待機したりアプリをチェックしたりしながら気をもんでいた。

 名節のたびにこうした事態が繰り返されるのは、オンライン予約システムを悪用した破廉恥な「ノーショー族」がそれだけ多いためだ。駅の窓口で直接予約した人(108万9748人)のうち出発当日にキャンセルした人の割合は4.6%(5万326人)と、オンライン予約者のドタキャン率(20.7%)を大きく下回る。

 コレールは、直前のキャンセルに対して違約金をほとんど科していない。出発前日のキャンセルには違約金がかからず、当日キャンセルには違約金があるものの、出発1時間前まではわずか400ウォン(約40円)だ。出発まで1時間を切ってからキャンセルしても、乗車券代金の1割を払うだけで済む。これに対し、ドイツは出発当日のキャンセルに15ユーロ(約1700円)の違約金を取っている。さらに米国では、出発まで24時間を切るとキャンセルできないようになっている。前もってキャンセルしておかなければ、乗車券代金の100パーセントを払うことになるのだ。

 専門家らは、1人当たり最大12枚となっているオンライン乗車券予約の上限を減らし、違約金を引き上げるべきだと指摘する。だがコレールは顧客の反発を懸念し、こうした改善措置を取れずにいる。

 ソウル市立大学のパク・トンジュ交通工学科教授は「鉄道やバスのような公共サービスでの『ノーショー』による被害は、結局は国民が受けることになる」とし「先進国のように厳しいキャンセル料を設けなければ、来年の旧正月にもノーショーによる混乱が繰り返されるだろう」と警鐘を鳴らした。

 コレールは、昨年の秋夕ではオンライン予約を出発当日にドタキャンしたケースに加え、予約しておいて決済しなかった場合も予約不履行とした。一方、今年は代金を決済して発券した後、出発当日にキャンセルした場合に限り、予約不履行とみなした。

 これに対しコレールは「オンラインで乗車券を予約してから10分以内に決済しなければ予約が自動でキャンセルされ、この乗車券はすぐにほかの人が予約できるようになるため、厳密な意味でのノーショーとは見なし難い」と説明している。
 
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