1:2016/10/02(日) 20:36:34.14 ID:
 「ミドリガメ」の名で知られる外来種の「ミシシッピアカミミガメ」。凶暴な上、辺り構わず餌を食い尽くすため、日本固有種の存在が危ぶまれている。そんな事態を打開しようと、ため池の多い兵庫県明石市では家庭で飼えなくなったカメを引き取る「ポスト」を設けたり、引き取ったカメを飼育する「専用プール」を作ったりする対策に乗り出しているが、県内ではさらに仰天の動きがあった。「カメは食べて減らそう」。県内の元料理人やNPO法人が、アカミミガメの肉をカレーの具材として活用し始めたのだ。気になる味は「鳥のササミに似ている」とか。専門家からは「カメを食べる習慣がある中国をターゲットに販路開拓を目指しては」との提案も飛び出している。(坂田弘幸)

■米国南部の郷土料理をイメージ

 脚の付け根の肉、タマネギ、オクラ、トマトを材料に、オレガノなどの香辛料を使い、やや辛口でスパイシーな味に仕上げた-。香り豊かなカレーの出来上がりだが、普通のものとは「ひと味」違う。使われているのがアカミミガメの肉なのだ。

 レトルトカレーの「赤耳亀のケイジャンカレー」。開発したのは、兵庫県芦屋市の本山尚義さん(50)。カレーはアカミミガメの原産地、米国南部の郷土料理「ガンボ」をイメージしたという。

 約30カ国旅行して各国の料理を学び、今春まで神戸市内で世界の料理を提供する飲食店を営んでいた。今はそれらの料理をレトルトパックにして販売。今年7月、アカミミガメのレトルトカレーを750円(税込み)で発売した。

 奇をてらったものではない。知人からアカミミガメの駆除を聞いたのがきっかけで、数年前から「料理にできないか」と考えていた。

 一方、子供の健全育成などに取り組むNPO法人「ぴ~す」(明石市)も平成26年に、アカミミガメの肉を活用したカレーをイベントで販売。アカミミガメの肉は「鳥のササミに似ている」などと試食した人たちに好評だった。

 「アカミミガメがいなくなることで食材がなくなり、この商品がなくなるのが一番いい」というのは、レトルトカレーを開発した本山さん。「なぜ食べる必要があるのか多くの人に考えてほしい」と訴える。

SankeiBiz
http://www.sankeibiz.jp/compliance/news/161002/cpd1610020709001-n1.htm

 

 
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