1:
:2016/10/14(金) 02:18:50.12 ID:
日本の「対中直接投資」と「対中輸入拡大」の組み合わせは、国内の雇用を奪い、国民の所得を引き下げ、デフレを長期化させるという最悪のパッケージだった。(『週刊三橋貴明 ~新世紀のビッグブラザーへ~』三橋貴明)
国内の雇用を奪い、国民の所得を引き下げ、デフレを長期化
国民経済に「二重の被害」
対外直接投資とは、要するに「雇用の場を国内から外国に移す」ことである。工場などの資本が外国に移ると、当然ながら国内から雇用が失われる。
さらに、外国からの製品輸入とは、国内総生産であるGDPの控除項目になる。外国からの輸入が増えれば増えるほど、GDPは減る。すなわち、国内の「所得」が縮小してしまう。
それでは、対外直接投資と製品輸入の組み合わせはどうだろうか。つまりは、「国内の市場で消費される製品を生産するために、外国に工場を移転する」というケースである。
上記のケースは、国内で雇用が減ると同時に、輸入増で国民の所得が減少する。雇用が減れば、所得が減るのは当たり前なのだが、同時に「輸入増」によりGDPが削られるという点がポイントである。
例えば、対外直接投資の目的が「日本以外の国々への輸出拡大」というケースもあるわけだ。その場合、確かに雇用は失われるが、輸入増による所得縮小は起きない。
あるいは逆に、輸入が増えたとしても、旺盛な国内需要が満たされるだけで、雇用は失われないというケースもあり得るわけだ。
ところが、対外直接投資で日本国外に工場を移し、さらに外国の日系工場で作られた製品を日本に逆輸入するとなると、国民経済としては二重の被害を受けることになる。しかも、国内需要が「旺盛ではない」デフレ期にこの組み合わせを推進されると、最悪だ。
まさに、日本の対中直接投資がそうだったのである。

日本の対中輸入と対中直接投資(単位:百万ドル)
図の通り、日本の対中直接投資は、80年代まではゼロに等しい有様だった。その後、二十一世紀に入って以降に、本格的に増えていき、何と東日本大震災が発生した2011年には、年間100億ドル(約1兆円)を上回ってしまった。
これはもちろん、震災を受けて日本企業が生産拠点を日本国から「脱出」させたためなのだが、それにしても2000年以降の対中直接投資の急増には驚かされる。
生産拠点が中国に移ると同時に、日本は対中輸入、すなわち中国からの輸入を増やしていった。中国に生産拠点が移り、中国人民の労働により生産された生産物が、日本へと輸出されていったのである。
http://www.mag2.com/p/money/24376
(>>2以降に続く)
2:
:2016/10/14(金) 02:19:10.99 ID:
(>>1の続き)
虎の子の「需要」までをも献上
我々日本国は、対中直接投資を増やすことで、日本国内への資本の投下を削減。当然ながら、日本国民ではなく、中国における中国人民を雇用。必然的に、各種の技術も中国に供与。中国で生産された製品を輸入することで、虎の子の「需要」までをも献上するということを続けてきたのだ。
1997年の橋本緊縮財政以降、我が国の需要の総計である名目GDPは全く増えていない。2015年度の名目GDPは約500兆円で、未だに橋本政権期を下回っている。
全体の需要が増えないデフレ期に、我が国は外国、特に中国からの輸入を増やした。すなわち、需要の一部を中国に供給した。これが、どれほど愚かなことか。
例えば、対中輸入がピークに達したの2012年の数字は、約1890億ドル(約18.9兆円)にも達している。GDP統計上、輸入は「控除項目」だ。12年の中国からの輸入分、国内で生産が行われていれば、我が国のGDPは4%近くも拡大していたことになる。
別に、重商主義的なことを言いたいわけではない。それにしても、デフレーションという問題を解決するため、国内の「雇用」や「需要」を拡大しなければならない日本が、両者まとめて中国に渡してしまったことは間違いないのだ。
結果的に、日本国内ではデフレ脱却に必要な投資(資本の投下)が伸びず、需要不足は終わらなかった。国民の貧困化も続いた。
日本の「対中直接投資」と「対中輸入拡大」の組み合わせは、国内の雇用を奪い、国民の所得を引き下げ、デフレを長期化させるという最悪のパッケージだったのである。
『週刊三橋貴明 ~新世紀のビッグブラザーへ~』(2016年10月8日号)より抜粋・再構成
(おわり)
3:
:2016/10/14(金) 02:21:19.53 ID:
>>1
失われた20年って
中国に仕事を奪われた20年でもあるんだよね。
126:
:2016/10/14(金) 09:06:20.93 ID:
>>3
正確には奪われたんじゃなくて、献上したんだけどね。
日本の状況が悪いので、中国に乗っかるしか無いって判断したから。
11:
:2016/10/14(金) 02:29:53.12 ID:
>>1
そんなこと最初から判ってたろうに。
胸張って言う事か?
19:
:2016/10/14(金) 02:39:16.77 ID:
>>11
判っててやったのなら正に自殺だろう・・・
と言うか中国の馬鹿みたいな低賃金労働力の余波を
モロに受けたんだよなぁ
普通の国家なら関税なり非関税障壁を駆使して
国内雇用や産業を防衛するもんだが
2000年以降の日本政府の外交姿勢は
「日本の権益を守るのは悪、ケチケチすんな」みたいな態度だった
バブルで育った成金バカどもが舵取ってたからな・・・
核心技術の価値を理解せずにバラマキまくったのもこの世代(´・ω・`)
41:
:2016/10/14(金) 03:16:53.28 ID:
>>1-2
誰もが思っていた正論だな。
生産の海外移転のせいで、政府が景気対策で財政出動しても
それが国内景気に還元される乗数効果が減少した。
住宅減税やってもそれで造られる住宅の設備の多くが海外製では、
減税する意味が薄い。
挙句の果ては外国人労働者受け入れで建設労働者まで
外国人?外国人労働者は所得を国内消費に遣わず本国に送金するよ。
政府が持つ景気対策の手段も効果もどんどん少なくなっている。
これは政府の行政手段が高度成長時代と比べて
大きく削られているということであり、想像以上に深刻な問題。
日本は国家の権力を取り戻す必要がある。
5:
:2016/10/14(金) 02:21:46.28 ID:
日本経済を破たんさせようとしていた民主党政権時代に起きたことだ。
20:
:2016/10/14(金) 02:39:17.02 ID:
>>5
第1次中国移転ブームは1995年ごろ。
民主党が創設されたのが1996年。
なので決定権があるはずもない。
95年当時は自社さ政権なので、責任は自民党、社民党にある。
特に日中議員連盟とか日中協会が元凶。
125:
:2016/10/14(金) 08:36:30.18 ID:
>>20
さりげなく社会党を外して社民党にしてるな。
44:
:2016/10/14(金) 03:24:38.88 ID:
>>5
違う。
1996の自社さ第一次橋本内閣くらいから
ユニクロの中国進出が日経新聞で大きく取り上げられるようになった。
さらにその源流は平成4年(1992)10月の天皇陛下御訪中で宮沢内閣後期。
源流期:宮沢細川羽田村山。勃興期橋本小渕森。
森内閣2000年9月シドニーオリンピック時に
明らかに飲食店の売り上げが下がる。
また花粉症が酷くなるが、何のことは無い中国の排出ガスが
酷くなってきたということだった。
この頃から天草や五島列島で「光化学スモッグ」が観測され
被害が発生するようになった。
日経新聞では「黄砂は害?実はよいことも」などと
あからさまにカウンター記事を掲載、数年続く。
小泉政権下で風向きが少々変わるも企業の中国進出は加速する。
2001:日米協調復活(ここまでは対日強硬第二次日本占領政策だった)but中国進出期~2012まで
小泉安倍福田麻生鳩山管野田
2012:反日暴動、野田末に起こる。爾後中国進出停滞期となる
安倍
6:
:2016/10/14(金) 02:25:20.37 ID:
日本企業が儲けを目論んでしたことだろ。
日本のためにならなくても、各企業は利益を得てるわけで、
いちいち解説するほどのことではないわ。
経済学=無意味
127:
:2016/10/14(金) 09:23:48.20 ID:
>>6
その各企業さんも内需減らしの影響で流動性を失い
意味のない内部保留ばかりを溜め込んでいるよ。
要は戦後世代の経営者がバカ。
9:
:2016/10/14(金) 02:26:56.28 ID:
【戦前】
朝鮮・台湾に投資
↓
中国に投資
↓
国内が疲弊
↓
戦争へ
↓
東京は焼け野原
【現在】
朝鮮・台湾に投資
↓
中国に投資
↓
国内が疲弊 ←今ここ
↓
???
↓
???
76:
:2016/10/14(金) 04:08:13.72 ID:
>>9
わっーダブってる
今回は中国から戦争仕掛けられそう
12:
:2016/10/14(金) 02:30:29.67 ID:
14:
:2016/10/14(金) 02:31:15.81 ID:
学部レベルの経済学教科書にもどって
比較優位という言葉を勉強したほうがいい
16:
:2016/10/14(金) 02:35:17.94 ID:
日本人の人件費も大分安くなっただろう
日本メーカーも国内に工場を作ってみては?
17:
:2016/10/14(金) 02:37:06.84 ID:
韓国を見習え!ってNHKや日経が言ってた噓吐き民主党政権時代の事でしょ。
18:
:2016/10/14(金) 02:37:14.89 ID:
どの道安い労働力の所へ行くのだが
共産国家に行ったのが大きな間違い
法律まで自由に変え放題の所で商売するとかほんとBAKA
23:
:2016/10/14(金) 02:41:36.48 ID:
工場をアジアに持っていくのは時代の流れだよ
ただ反日が強い国に持っていくのは経営を間違えたね
27:
:2016/10/14(金) 02:52:37.92 ID:
アメリカの日本叩きもすごかったからな
迂回してた面もあるけど
さっさと切り上げないといけないよね
32:
:2016/10/14(金) 03:03:28.54 ID:
海外へ出て、世界を相手に商売するならいざしらず、
日本市場を目的に出て行けば全く無意味な話
昨日の国会で取り上げられていたけど、
自動車が売れなくなって、500万台割れ。
来年はいよいよ中国に日本車の生産数が逆転するだろうと言われている。
37:
:2016/10/14(金) 03:12:43.08 ID:
政府を献金で骨抜きにして経団連が強引に進めただけだけどな
40:
:2016/10/14(金) 03:16:44.63 ID:
>>37
反日デモによる破壊や略奪、放火等はある意味いい薬になったよね。
中国は仏さまに対するダイバダッタでしかなかったことがはっきりとした。
38:
:2016/10/14(金) 03:13:52.86 ID:
39:
:2016/10/14(金) 03:14:00.32 ID:
経済紙で中国進出をプッシュしてた自称専門家連中は
何か言えよw
73:
:2016/10/14(金) 04:01:58.84 ID:
自国で必要なものは自国でつくる これが基本
そうすれば食品の安全も高まるし
電子機器の情報漏えいの心配も減る
77:
:2016/10/14(金) 04:14:26.87 ID:
独裁敵国を経済発展させてやって、
銃口を向けられたアホ守銭奴。
92:
:2016/10/14(金) 05:09:35.43 ID:
まあ正しい。
せっかく派遣法変えて賃金の安い労働者を国内に作ったのに
製造を中国に持っていったため、日本国内では単に所得と立場が低い人を
量産しただけで効果が出なかった。
せめて製造は国内でやら無いともうどうしようもないよね。w
94:
:2016/10/14(金) 05:13:11.19 ID:
>>92
端的に言って、まさにその通りだね
日本経団連、同友会は日本国民の敵
大企業労組はもっと敵
93:
:2016/10/14(金) 05:11:39.94 ID:
>搾取されまくっているのは、中小や下層労働者。
こういう事を言って、共産党や民主党の連中は支持を得ようとした。
だが、連中が政権盗った時何が起こったか。
円高になるようにして、中国からの輸入が増えるように仕向けて
日本国内の雇用を減らしたんだ。
104:
:2016/10/14(金) 06:16:54.88 ID:
松下幸之助や本田宗一郎などに代表されるように
昔の経営者は「会社は社員のためにある」
という考え方だったのに。
「会社は株主のためにある」というアメリカ流の考え方になってから
日本経済が衰退が始まったのでは?
106:
:2016/10/14(金) 06:25:18.95 ID:
111:
:2016/10/14(金) 06:44:36.27 ID:
>>106
その当たり前がわかってない企業が
たくさんあったということだな
今は反省して撤退しようとしているがな
中には今もわかってない企業もあるし
108:
:2016/10/14(金) 06:36:07.25 ID:
まあ、そのとおりなんだけどね。
一方、企業としては、安いコストでモノを作らなければ
国際競争に打ち勝っていけないわけで、
安い賃金で人を使える国に拠点を移す考えもわかる。
結局、この悪循環になることを、製造拠点が技術と共に
国外に流出する前に国民に説明し、国民に痛みを強いるが
これまでより生活レベルを下げて収入ダウンに耐え、
雇用及び国内需要だけは減少を食い止めなければいけなかった。
長期的視野に立たず、目先の企業利益を煽り立てた自民党政権と
日本経済新聞の責任だし、民主党政権なんてこれを助長させ
経済のみならず文化や自治権までも売り渡そうとしていた。
110:
:2016/10/14(金) 06:37:58.69 ID:
当時の民主党の狙い通りになったね
中国韓国を支援し日本を衰退されるという
119:
:2016/10/14(金) 07:49:52.69 ID:
経団連ってのは目先の利益しか見えてないからね
今度は国内に奴隷が欲しいんだとよ
まったくあほですわ。
120:
:2016/10/14(金) 08:01:10.33 ID:
将来的には日本も英国みたいに産業が無くなっちゃうのかな