1:2016/10/26(水) 18:49:34.37 ID:
 韓国サムスン電子の日本法人「サムスン電子ジャパン」(東京都千代田区)の最高経営責任者(CEO)、堤浩幸氏(54)が7月31日付で退任していたことが26日、分かった。堤氏は昨年12月に初の日本人トップに就任したがわずか7カ月で交代することになった。

 サムスンは日本市場でスマートフォンのシェア拡大を目指しているが、8月以降に海外で起きた発火問題もあり、今後の戦略に影響が出る可能性もある。

 堤氏は非常勤の顧問に就いた。後任のトップは日本法人でモバイル関連事業部門を統括していた韓国人の金賢周氏(52)が就任したが、「暫定的な措置」(同社広報)としている。

 堤氏は昨年4月にサムスン電子ジャパンに最高執行責任者(COO)として入社し、12月にCEOに就任し、新型スマートフォン「ギャラクシーS7エッジ」の販売活動を強化していた。

 8月に海外で販売を開始したスマホ「ギャラクシーノート7」が発火事故を起こして販売中止となり、業績に影響がでるなどサムスンは苦境に陥っている。ノート7は日本でもNTTドコモとKDDIが今秋から発売する予定だったが中止となった。

 堤氏が退任後、日本法人がトップ交代を発表する予定だったが、本社がストップをかけていた。発火問題でのイメージ悪化に加えて、短期間でのトップ交代によって、日本市場の販売戦略見直しを迫られそうだ。
 
http://www.sankei.com/economy/news/161026/ecn1610260024-n1.html
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堤浩幸氏(提供写真)