1:2016/10/27(木) 05:15:56.44 ID:
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韓国東部の蔚山(ウルサン)にある現代重工業の造船所(ブルームバーグ)

 韓国の造船業が苦境に立たされている。現代重工業、大宇造船海洋、サムスン重工業の大手3社は今年に入り2万人以上を解雇しており、韓国労働研究院(KLI)の試算では、年末までにさらに4万人の解雇者が出る可能性がある。

 韓国造船工業会によると、造船業界の被雇用者は6月末時点で16万3000人と、昨年12月の18万3000人から減少した。

 造船業の「ビッグ3」とされる大手3社では、納期遅れによる違約金、新規造船の受注低迷、石油プラットフォームの需要落ち込みなどを背景に、6四半期の合計損失額が6兆6000億ウォン(約6086億円)に達した。船舶は同国の輸出品目1位の座から転落し、政府主導の再建計画が始まっている。

 「仮に来年も状況の改善がみられなければ、長くつらい道を進むことになるだろう」と韓国産業研究所(KIET)のホン・ソンイン研究員は警鐘を鳴らす。

 ビッグ3の中で唯一、今年上期で利益を計上した世界最大手の現代重工業は26日、2社に先駆けて7~9月期(第3四半期)の業績を発表した。費用削減が奏功し、少数株主持ち分を除く最終利益は2955億ウォンと、前年同期の6002億ウォンの損失から回復した。ただし、売上高は前年同期比19%減の8兆8400億ウォン。年初来の受注額は造船部門の現代尾浦造船と現代三湖重工業との合計で60億ドル(約6260億円)で、目標の22.5%にとどまっている。現代重工業は今年上期、約1500人を解雇した。

 サムスン重工業も約1500人の解雇に踏み切った。来月には1億5910万の新株を発行し、1兆ウォンを超える資金調達を見込む。2018年までに最大で40%の人員削減を含む再建計画を進行中だ。

 大宇造船海洋は15年に過去最大の年間損失を計上した。今年末までに希望退職者を約1000人募るほか、事業再編によりさらに2000人の削減を見込む。受注の伸び悩みが続く場合には、人員整理をさらに推し進める可能性も示唆している。

 元大宝来証券のアナリスト、リ・ジェウォン氏(ソウル在勤)は「受注が回復しなければ来年、各社は再建計画を頼りに荒波を乗り切ることになる。18年には需要の回復が見込まれるが、ピーク時の水準には達しないだろう」と述べる。(ブルームバーグ Kyunghee Park)

http://www.sankeibiz.jp/macro/news/161027/mcb1610270500024-n1.htm
http://www.sankeibiz.jp/macro/news/161027/mcb1610270500024-n2.htm