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営巣するアオツラカツオドリ=20日、小笠原諸島・西之島(環境省提供)

環境省は25日、小笠原諸島・西之島(東京都小笠原村)が2013年に爆発的な噴火をして以降、初めて行った上陸調査時の画像を公開した。植物の種類は噴火前より減っていたが、数種類の渡り鳥や昆虫が確認された。生態系が複雑化する過程を観察できる貴重な機会といい、担当者は「島の変化を静かに見守っていきたい」と話している。

西之島では13年11月に海底火山が噴火して新島が出現。旧島部分と一体化した後も拡大したが、15年11月以降は噴火しておらず、今年8月に気象庁が警戒範囲を縮小し上陸が可能になった。

調査を行った環境省の担当者によると、今月20~21日に上陸し、島西側の旧島部分を中心に調べた。火山灰が約10センチ積もっていたが、アオツラカツオドリが営巣しており、アトリなどの数種類の渡り鳥が確認された。以前は6種類あった植物は3種類まで減っていたが、トンボやガの幼虫なども確認できた。
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小笠原諸島・西之島の溶岩と火砕丘=20日(環境省提供)

東大地震研究所の研究者らも同行し、岩石や火山灰の採取、地震計の設置なども行った。

環境省は外来種の持ち込みを防ぐため上陸時のルールを定めている。衣類や持ち物で新品を用意できない場合は、事前にアルコール洗浄して海に入ってから上陸しなければならない。調査チームは海洋研究開発機構の船で海岸から約30メートルまで接近し、最後は泳いで上陸した。
 
時事通信
http://www.jiji.com/jc/article?k=2016102500832&g=keq
 
=管理人補足=
噴火後初、西之島に上陸 火山活動や生物調査 KYODO NEWS 【共同通信社】
2016/10/20 に公開
 
2013年からの噴火で面積が拡大した小笠原諸島・西之島(東京)の火山活動や生物を調べるため、調査船で現地に向かっていた東京大地震研究所などの研究チームが20日、噴火後初めて上陸した。
 
12倍に拡大の西之島 噴火後初の上陸調査
2016/10/25 に公開