1: :2016/11/05(土) 08:36:05.05 ID:
朴槿恵(パク・クネ)政権の「陰の実力者」と言われた崔順実(チェ・スンシル)容疑者(60)をめぐる疑惑の影響で、韓国政府は2週間後に迫っているアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議の出席者を決められず、困り果てていることが4日、分かった。APEC首脳会議にはこれまでずっと大統領が出席してきたが、最近の国内政治情勢で朴槿恵(パク・クネ)大統領が行動するのは容易でない上、首相や副首相の代理出席さえも不透明な状況に陥っているからだ。一部では「『崔順実疑惑により外交空白が生じる』という懸念が現実のものになるのでは」との声も上がっている。
今月19日と20日にペルーのリマで開催予定のAPEC首脳会議は今年末最大の国際外交行事だ。バラク・オバマ米大統領、習近平・中国国家主席、安倍晋三・日本首相、ウラジーミル・プーチン露大統領など韓半島(朝鮮半島)周辺主要4カ国の首脳が早々に出席を決め、複数の二国間・多国間会談を調整している。
しかし、韓国はまだ出席するかどうかさえ通知していない。韓国大統領は1993年に米シアトルで開催された第1回APEC首脳会議以来、23年間にわたり一度も欠かさずに出席してきたが、今回は欠席を検討していることが分かった。この場合、黄教安(ファン・ギョアン)首相が出席しなければならないが、「すでに次の首相が指名されている状況で、もうすぐ辞める首相が大統領の代理として国際会議に出てもいいのか」という批判が出ている。政府筋は「実務者たちは現地の宿泊先確保など準備を進めてはいるが、主催者側の問い合わせにきちんと回答できておらず、我々も心苦しい」と語った。
大統領も首相も出席が難しいとなれば、副首相級が代理で出席しなければならないが、経済副首相もすでに後任者が決まっており、社会副首相はAPEC会議の性格に合わないとの指摘がある。政府関係者は「米国も2013年、オバマ大統領が政府閉鎖(シャットダウン)問題によりAPECを突然欠席することになり、ジョン・ケリー国務長官が代わりに出席したことがある。我々も今回、外交部長官の出席を検討する可能性がある」と語った。
今回のAPECでは韓半島に大きな影響を与える問題がさまざまな形で話し合われるものと見られる。米ホワイトハウスは「オバマ大統領は今回の首脳会議で環太平洋経済連携協定(TPP)参加国の首脳に会い、批准のためのアピールに力を入れる方針だ」と明らかにした。オバマ大統領と習近平主席は北朝鮮の核問題などを話し合う二国間首脳会談を推進している。安倍首相とプーチン大統領はAPECの舞台で別途に首脳会談を行い、北方領土問題妥結に向けて話し合う予定だと日本のメディア各社は報じている。
「崔順実疑惑」の余波は韓国の外交日程に少なからぬ影響を与えている。年内開催を推進している韓中日3カ国首脳会議について、大統領府の金奎顕(キム・ギュヒョン)外交安保首席秘書官は「日程が決まったら大統領は出席すると聞いている」と言ったが、朝日新聞は「崔順実問題などで年内開催が困難になるかもしれないという声が出ている」と報じた。朴大統領は10日に訪韓するカザフスタンのナザルバエフ大統領と会談するなど通常の外交日程のみ確定している状況だ。
イム・ミンヒョク記者
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2016/11/05/2016110500363.html
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2016/11/05/2016110500363_2.html
今月19日と20日にペルーのリマで開催予定のAPEC首脳会議は今年末最大の国際外交行事だ。バラク・オバマ米大統領、習近平・中国国家主席、安倍晋三・日本首相、ウラジーミル・プーチン露大統領など韓半島(朝鮮半島)周辺主要4カ国の首脳が早々に出席を決め、複数の二国間・多国間会談を調整している。
しかし、韓国はまだ出席するかどうかさえ通知していない。韓国大統領は1993年に米シアトルで開催された第1回APEC首脳会議以来、23年間にわたり一度も欠かさずに出席してきたが、今回は欠席を検討していることが分かった。この場合、黄教安(ファン・ギョアン)首相が出席しなければならないが、「すでに次の首相が指名されている状況で、もうすぐ辞める首相が大統領の代理として国際会議に出てもいいのか」という批判が出ている。政府筋は「実務者たちは現地の宿泊先確保など準備を進めてはいるが、主催者側の問い合わせにきちんと回答できておらず、我々も心苦しい」と語った。
大統領も首相も出席が難しいとなれば、副首相級が代理で出席しなければならないが、経済副首相もすでに後任者が決まっており、社会副首相はAPEC会議の性格に合わないとの指摘がある。政府関係者は「米国も2013年、オバマ大統領が政府閉鎖(シャットダウン)問題によりAPECを突然欠席することになり、ジョン・ケリー国務長官が代わりに出席したことがある。我々も今回、外交部長官の出席を検討する可能性がある」と語った。
今回のAPECでは韓半島に大きな影響を与える問題がさまざまな形で話し合われるものと見られる。米ホワイトハウスは「オバマ大統領は今回の首脳会議で環太平洋経済連携協定(TPP)参加国の首脳に会い、批准のためのアピールに力を入れる方針だ」と明らかにした。オバマ大統領と習近平主席は北朝鮮の核問題などを話し合う二国間首脳会談を推進している。安倍首相とプーチン大統領はAPECの舞台で別途に首脳会談を行い、北方領土問題妥結に向けて話し合う予定だと日本のメディア各社は報じている。
「崔順実疑惑」の余波は韓国の外交日程に少なからぬ影響を与えている。年内開催を推進している韓中日3カ国首脳会議について、大統領府の金奎顕(キム・ギュヒョン)外交安保首席秘書官は「日程が決まったら大統領は出席すると聞いている」と言ったが、朝日新聞は「崔順実問題などで年内開催が困難になるかもしれないという声が出ている」と報じた。朴大統領は10日に訪韓するカザフスタンのナザルバエフ大統領と会談するなど通常の外交日程のみ確定している状況だ。
イム・ミンヒョク記者
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2016/11/05/2016110500363.html
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2016/11/05/2016110500363_2.html