韓国 
(イメージです。)


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:2016/11/07(月) 16:21:29.37 ID:
 「陰の女帝」こと親友の崔順実(チェ・スンシル)容疑者(60)の国政介入疑惑で、検察の捜査に応じると表明した韓国の朴槿恵(パク・クネ)大統領。朴氏が事件の「主犯」だった疑いも浮上し、立件や弾劾訴追も待ち受ける。5日に数万人規模の退陣要求集会が開かれるなど国民の怒りは収まらず、政治生命も終焉しつつある朴氏。精神的にも追い詰められていると専門家は指摘する。

 「涙を浮かべていたのは演技とは思えない。国民の感情的な怒りを前にして、眠れずにいるはずだ」と指摘するのは、ヒガノクリニックの院長で、精神科医の日向野春総氏。

 朴氏は4日、国民向けの2度目の謝罪談話を発表したが、約10分間にわたり表情は終始こわばり顔面蒼白(そうはく)で、国家元首としての威厳はなかった。

 崔容疑者について「最も苦しかったときに守ってくれたため、警戒心を緩めてしまった」と釈明した朴氏だが、自身の関与をうかがわせる証言も次々と出てきた。

 崔氏が実質的に支配する財団設立前の昨年7月24日、朴氏は大統領府にサムスンなど大企業グループのトップを招き昼食会を開催。この席で朴氏が「韓流を広めることを企業が助けなければ」「財団をつくり官民が一緒に支援するのがいい」と発言していたと、ハンギョレ新聞が検察の捜査などを基に報じた。

 昼食会直後に朴氏が、大企業グループのトップ7人と個別に会ったことを示す資料を検察が押収したとの報道もあり、大統領が自ら資金拠出を迫っていた「主犯」との疑惑が深まりつつある。

 朴氏はなぜここまで便宜を図ったのか。日向野氏は「両親が他界し、きょうだいとも仲が悪い朴氏にとって、崔容疑者は、孤独を埋めてくれる唯一の人物だった。頭の中は常に崔容疑者と一緒で、権力や財産、その他すべてを分け合わなければ気が済まなかったのではないか」と話す。

 韓国の歴代大統領は政権末期に本人や近親者のスキャンダルが相次ぎ、悲惨な末路を迎えている。東京基督教大教授の西岡力氏は「一族を助けなければいけないという儒教的な考え方と、大統領に権力が集中していることが合わさって家族たちが不正を働き、権力がなくなると叩かれる-という構造的な問題だ。朴氏は崔容疑者と家族同様に付き合っており、構造的には変わっていない」と指摘する。

 韓国の現職大統領は、内乱罪などを除き起訴できないが、検察が捜査を受けて「大統領は崔容疑者らと共謀し、違法行為に及んでいた」との結論を出せば、朴氏の政治生命の終わりを意味する。

 5日にはソウル都心で数万人規模の大規模集会が行われる。世論が朴政権を見限ったと検察が判断すれば、政権崩壊の引き金を引くこともありそうだ。

 韓国ギャラップ社の世論調査では、朴氏の支持率は5%にまで下落した。西岡氏は「弱くなったものを叩く韓国の政治文化と、北朝鮮に強硬姿勢を取る朴氏に反発する左翼勢力の動きが重なっている。保守派メディアにも人望がないため、誰も朴氏を守ろうとしない。このまま国民の興奮が続けば辞任もあり得るだろう」と予想する。

 朴氏が弾劾訴追を受ける可能性も出てきた。韓国国会では、議員の過半数の賛成で大統領の弾劾訴追を発議し、3分の2以上の賛成で決議され、大統領の職務は停止される。さらに、憲法裁判所の裁判官の3分の2以上の賛成で弾劾は成立、大統領は罷免され、訴追が可能となる。

 04年には盧武鉉(ノ・ムヒョン)元大統領が国会で弾劾の決議を受けたが、憲法裁が弾劾訴追案を却下し、大統領の職務に復帰した。

 現状では国会の過半数を野党が占め、与党セヌリ党内にも朴氏の離党を求める声も強く、朴氏が弾劾決議されることもあり得る。

 前出の盧氏は大統領退任後の09年に不正資金疑惑を追及され、自殺した。前出の日向野氏は「政治家のように権力を持っている人間ほど、責められる立場になると弱い」として、朴氏についてこう分析した。

 「(捜査当局の)追及に反撃できるほどの知識を身につけている人間なら平気な顔をしていられるが、朴氏は『父親が大統領』という家柄で選ばれた側面が強い。理路整然と言い訳ができるかどうかは疑問だ。追い詰められると、すぐ行き詰まるタイプではないか」

http://www.zakzak.co.jp/society/foreign/news/20161107/frn1611071530002-n1.htm