1:2016/11/11(金) 19:57:23.42 ID:
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朝日新聞東京本社

 ハ~イ! みなさん。

 日本の新聞社の英字サイトを先日読んでいて、俺は強い違和感を覚えたんだ。この新聞社は一昨年8月、慰安婦問題の大誤報を認めて、過去の記事を取り消し、しばらくして社長が謝罪した、あの朝日新聞だ。

 10月27日と11月2日の記事だが、前者は、韓国政府が、日本との防衛秘密を交換する際の手続きを定めた軍事情報包括保護協定(GSOMIA)を締結する方針を固めたことを報じていた。後者は、12月に東京開催で調整している日中韓首脳会談が開かれるか、どうかという内容だ。

 日米、米韓間には、それぞれ軍事情報を共有できる枠組みがあるが、日韓間にはない。日韓GSOMIAが締結されれば、北朝鮮の核・ミサイルへの対処能力向上が期待できるという。

 前者の記事では、《日韓両国が(昨年)12月、慰安婦問題の合意をして(協定締結の)機運が高まった》《(慰安婦は)第2次世界大戦の前から戦中にかけて、強制的に日本軍の性/行為の相手をさせられた》《朴槿恵(パク・クネ)大統領は、日本政府の資金で、生き抜いた(生き残っている)女性たちのために基金を創設することに合意した》とあったぜ。

 日中韓首脳会談は、2008年から各国の持ち回り開催となり、日本で開かれれば今回で3回目となる。昨年は11月にソウルで実施されたんだ。

 後者の記事でも、慰安婦問題に触れられており、前者の記事とまったく同じ、《(慰安婦は)第2次世界大戦の前から戦中にかけて、強制的に日本軍の性/行為の相手をさせられた》というフレーズが使われていた。

 「S/e/x slave=性/奴隷」という言葉こそ使われていないが、2つの記事に出てきた《forced to provide sex to Japanese troops》という英語では、日本軍による強制があったかのように伝わるぜ。米国人の俺に言わせると、これまでに間違って広まった「強制連行」のイメージと合わせて、限りなく「性/奴隷に近い」説明といえるぜ。

 さらに、前者の記事にある《surviving women》という英語には「生き残った女性」という意味もあるが、文脈からすると「過酷な状況の中から命からがら逃げてきた女性たち」とも読めるんだ。1944年に米国陸軍が作成した尋問調書には「慰安婦は高給取りの売春婦」って書いてあるぜ。

 繰り返すが、朝日新聞は慰安婦問題での大誤報を認めて、読者や日本国民に謝罪したよな? まさか日本人には分からないだろうと悪意を持って記事を書いているわけじゃないよな? 誤解を受けかねない表現は止めた方がいいぜ。世界中の人々が読む英字サイトだからこそ注意してほしい。

 親愛なるみなさんと、日本と米国に神のご加護がありますように。俺は今後も、この英文サイトを監視するつもりだ。また、気になる記事があったら、紙面でお知らせするぜ。

 では、また会おう!

 ■トニー・マラーノ 評論家。1949年生まれ。テキサス州在住のイタリア系米国人。サラリーマンを定年退職後、動画サイト「ユーチューブ」などで連日、評論活動を行っている。世界のあらゆる“悪”と戦う「プロパガンダ・バスター」でもある。大変な親日家であり、日本でも圧倒的ファンを獲得している。自著・共著に『テキサス親父の「怒れ! 罠にかかった日本人」』(青林堂)、『日本は、世界の悪を撃退できる』(産経新聞出版)など。

http://www.zakzak.co.jp/society/domestic/news/20161111/dms1611111700007-n1.htm
http://www.zakzak.co.jp/society/domestic/news/20161111/dms1611111700007-n2.htm 
 
=管理人補足=
この記事は2016.11.11のzakzakです。
一部単語に「/」が入っており、読み難くく申訳ありませんが、ご了承下さい。