1:2016/11/14(月) 18:43:55.20 ID:
 【ソウル=桜井紀雄】
 
 韓国で高校生ら300人以上が犠牲になった2014年4月の旅客船、セウォル号沈没事故当日、朴槿恵(パク・クネ)大統領の動静がはっきりしない「空白の7時間」をめぐる問題が再燃している。友人で女性実業家、崔順実容疑者の国政介入疑惑に絡み、「美容整形の施術」を受けていたといった噂が飛び交っているためで、大統領府は火消しに追われている。

 「『空白の7時間』をめぐり、さまざまな疑惑が出ている。大統領はどこで何をしていたのか、国民に直接、説明すべきだ」

 最大野党、共に民主党の議員らの主張だ。疑惑とは、メディアが報じた「美容整形の施術を受けていた」「他人名義の違法携帯電話を使っていた」などという噂についてだ。

 インターネット上では、「厄払いをしていた」という噂まで取り沙汰され、朴氏自らが4日の談話で「決して事実ではない」と否定。美容整形疑惑報道については、大統領府報道官が11日、「朴大統領に直接確認したが、全く事実ではなかった」と強調した。

 「空白の7時間」をめぐっては、産経新聞の加藤達也元ソウル支局長が、崔容疑者の元夫の鄭(チョン)ユンフェ氏と会っていたという噂に触れたコラムを掲載し、名誉毀損(きそん)で在宅起訴された。裁判所は昨年末、無罪判決を下したが、大統領府の出入り記録などから噂は虚偽との判断を示していた。

 それでも、疑惑がくすぶり続けるのは、前大統領府秘書官らの便宜を受け、崔容疑者が検問されずに大統領府に自由に出入りしていた疑いが強まったためだ。

 崔容疑者の疑惑が報じられると、ネット上には、加藤元支局長に対し、「空白の7時間」を問題提起したとして再評価したり、謝罪を表明したりする書き込みも見られた。

http://www.sankei.com/world/news/161114/wor1611140034-n1.html
http://www.sankei.com/world/news/161114/wor1611140034-n2.html
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ソウル中心部で12日に開かれた大規模集会を報じる14日付の韓国各紙(共同)