1:2016/11/14(月) 16:48:08.06 ID:
 韓国の朴槿恵(パク・クネ)大統領の親友、崔順実(チェ・スンシル)容疑者の国政介入疑惑は芸能界の中枢にも波及した。崔氏の側近で、「文化界の王子」として名を馳せていたチャ・ウンテク容疑者(47)が11日に逮捕された。しかし、逮捕前日、チャ容疑者がソウル中央地検に現れた姿に国民は絶句した。いつもおしゃれにセットされていた黒髪が、ほぼ“消失”していたのだ。拘置所ではかつらの使用が禁じられていたから、とされるが、あまりのイメージの“ズレ”に、韓国内では「替え玉じゃないのか」との声すら出たほどだ。

■ありのままの…

 チャ容疑者は音楽プロデューサーや映像作家として有名で、人気アイドルグループや「江南スタイル」で世界的話題をさらったPSY(サイ)さんの宣伝映像を製作するなど「韓国文化界の王子」として知られていた。普段はきちんとセットされた黒髪か、野球帽をかぶった姿でテレビ番組などに登場し、若者にも人気だった。

 そんなチャ容疑者の、「ありのままの姿」が明らかになったのは10日。中央日報(電子版)など現地メディアによると、ソウル拘置所から護送車でソウル中央地検に移動させられたチャ容疑者の頭部に、集まった報道機関の記者らの視線は釘付けとなった。

 中央日報は婉曲的な表現で「チャ氏の頭髪の様子が以前とは大きく異なっていた。帽子をかぶらない状態で、髪の毛が少なかった」と報道した。

 黒髪のカツラや野球帽を脱いだ47歳の中年男性としての「ありのままの姿」を見せられ、韓国人もびっくり。

 ユル・ブリンナーを持ち出すまでもなく、頭髪が少なくても格好いい芸能人は多くいる。が、韓国内では、そんな評価では済まなかった。

■替え玉ではないか…

 韓国メディア「NEWS1」などによると、チャ容疑者は、朴政権が推進した「文化隆盛政策」で数多くの事業を受注していた。

 朴氏が大統領になる前は、チャ容疑者の活動はほぼ民間の芸能界活動だけだったのに対し、朴政権誕生後は大統領直属の文化隆盛委員に任命された。

 仁川アジア大会の映像監督やミラノ国際博覧会(万博)韓国館のプロデューサーを務め、文化界の「王子」や「皇太子」とまで言われるほどにのし上がった。

 そうした政府関係の契約を取り付けた背景に崔氏とのつながりによる「力」があったと韓国マスコミは分析している。さらに叔父ら自身に近い人物を政府の文化関連の高官に据え、予算の優遇的配分を受けた疑惑ももちあがっている。

 疑惑が明らかになるまでは、音楽にダンス、映像と韓国若者カルチャーを代表する「カッコイイ兄貴」とのイメージで売っていたチャ容疑者。

 しかしそのイメージの源泉がニセモノだったのだから、騙されたと感じる若者たちの驚きと戸惑いは止まらない。

 真相をわかったうえで「ソウル中央地検に現れた男は、どう見てもチャ氏じゃない。あの男は替え玉だ」などと茶化す声もネット上に現れている。

■人権侵害の声も…

 騒動は思わぬ所にも波及した。韓国紙、朝鮮日報(日本語電子版)によると、最大野党「共に民主党」のソン・ヘウォン議員が「いっそ全部剃ったら良かったのに。残っている髪に強く執着していたみたい」とフェイスブックに書き込み、「脱毛症の人をばかにした」と非難されて謝罪に追い込まれた。 

 韓国の拘置所では、服や本、運動靴など許可された物品以外の個人所有物は使用できず、かつらは対象外。韓国の一部には「人権侵害」との声も出ているという。

http://www.sankei.com/west/news/161114/wst1611140035-n1.html
http://www.sankei.com/west/news/161114/wst1611140035-n2.html
http://www.sankei.com/west/news/161114/wst1611140035-n3.html
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8日、中国から帰国し、仁川国際空港で記者の質問に答える「文化界の王子」ことチャ・ウンテク氏(右)。逮捕前日、ソウル中央地検に現われた姿に、韓国に衝撃が走った(共同)
 
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