(イメージです。)
1:
:2016/11/22(火) 07:20:22.26 ID:
尖閣諸島で繰り返される中国の領海侵入。現場で体を張るのは、海上保安庁の専従班。すさまじい勢いで海洋警察の組織強化を進める中国に対し、緊張が高まる。
「貴船は我が国の領海に侵入している。日本領海内の無害ではない航行は認めない。直ちに出域せよ──」
8月上旬、沖縄本島の西方約410キロにある尖閣諸島。島影がはっきりと見える最大の島・魚釣島。その目と鼻の先の海域まで中国公船が侵入した。海保の大型巡視船が接近し、船体側面に設置した電光掲示板で中国語の警告文を流す。無線からも中国語で警告した。
船体に「海警」と記された中国海警局所属の公船が退去命令に従うことはない。逆に日本語で「ここは中国の領海だ。そちらが直ちに出て行け」と言い返される。中国の海警局は、日本の海保、米国の沿岸警備隊にあたる海洋警察だ。位置づけは軍ではないが、機関砲らしきものを積んだ公船もある。張りつめた空気の中で、カーチェイスさながらの神経戦が日々繰り返される。
「相手が何をしてくるのか分からない状況だけに、かなりの緊張を強いられる」
ある海保幹部は本誌の取材に、そうつぶやいた。領海(沿岸から約22キロ)と、その外縁を取り巻く接続水域(約22キロ)から中国公船が出て行くまで追尾、警告を続ける。
●尖閣の上陸阻止に全力
最悪のシナリオは、日本が実効支配する尖閣に、中国公船の上陸を許すことだ。だからこそ先に海域を離脱するような状況は許されない。巡視船の航続距離や速度などの性能、展開する隻数に至るまで、常に中国側を上回ることが重要となる。
中国公船が尖閣周辺の領海に初めて侵入したのは2008年12月。2隻が約9時間にわたり航行や漂泊を続けた。10年9月に同領海内で中国漁船が海保巡視船2隻に衝突する事件が起きると、中国公船の出現頻度が増える。
それが常態化したのは12年9月、民間所有だった尖閣諸島を日本が国有化してからだ。海保によると接続水域に常時3~4隻が展開し、月約2~3回、それぞれ約2時間の領海侵入をするようになった。15年12月には機関砲を搭載した中国公船が領海侵入するのも初めて確認した。
今年8月5日には中国漁船が突然、最大約300隻の大集団で海域に現れた。同9日までに中国公船も続々と接続水域に集結した。その数は過去最大の15隻となり、延べ28隻が領海に侵入した。
尖閣周辺は、サバやカワハギの好漁場という。中国漁船が魚群を追って集結、あわてて中国公船が追いかけたとの分析が出ている。かつて中国人が常食したのは川魚だが、流通網の発達もあって海でとれた魚も取引が増え、沿岸地域だけでなく内陸部の店頭でも並ぶようになった。海産物の爆食(ばくしょく)の圧力で、日中国境にさざ波が立っている。
中国政府が何らかの意図を持って中国漁船をけしかけたとの疑念も生んでいるが、真相ははっきりしない。いずれにせよ、尖閣海域はいま、日本で最も緊張度の高い海と化している。
●緩衝材の海保と海警
領海侵入のたびに日本政府は中国政府に抗議するが、
「領有権の問題が存在することを認めろの一点張りで話にならない」
外務省関係者はそう漏らす。
「ただ、ホットな海域だからこそ、自衛隊は絶対に出せない。ミリミリ(軍と軍)では一触即発の危険があり、あくまでも海保に頑張ってもらうしかない」
そこで海保は今年3月、尖閣対応に特化した約600人からなる尖閣警備専従班を発足させた。石垣島(沖縄県)に専用桟橋や宿舎を新設、拠点とした。同島は尖閣まで約170キロで、沖縄本島(約410キロ)や中国大陸(約330キロ)から出港する船より早く海域に到着する。
専従班が使うのは新造した巡視船10隻。外洋でも長期的な継続航行ができ、海が荒れても耐えられる1千トン級の大型船をそろえた。20ミリ機関砲や放水銃を搭載し、ヘリコプターのための飛行甲板もある。
秘策も取り入れた。クルーの休みにかかわらず、船の常時稼働をめざした運用の工夫だ。
https://dot.asahi.com/aera/2016112100168.html
(>>2以降に続く)
2:
:2016/11/22(火) 07:20:43.47 ID:
(>>1の続き)
船の操作は、常に同じクルー(乗組員のチーム)が行う固定制が常識のため、クルーが休暇をとると船は1隻動かなくなる。専従班では、船が常に出動できるよう、3隻に対し4クルーを配置する「複数クルー制」を海保史上初めて導入した。どのクルーでも3隻全てを操れるため、1クルーが休みでも他のクルーが船を出す。この3隻4クルー制を2グループつくり、計6隻を8クルーで動かすことで、本来は休みとなるプラス2隻分の稼働率を引き出した。
●中国の活発な海洋進出
この大型巡視船10隻とともに、沖縄本島を拠点とするヘリコプター搭載巡視船(指令機能)2隻も加わって専従班を構成。24時間体制で尖閣警備に当たっている。前出の海保幹部は言う。
「長い海保の歴史の中で、常に複数の船が一緒に何かをするという業務は極めて特殊です。我々は戦車ではなくパトカーなので、現場対応しかできない。外交で問題が根本的に解決されるまでの長期戦だが、踏ん張るしかない」
海保が最も懸念しているのが中国公船の勢力増強だ。尖閣諸島がある東シナ海に加え、南沙・西沙諸島のある南シナ海でも海洋進出を活発化させる中国は驚異的なスピードで船を造り、大型化と武装化を進めている。
海保の独自分析などによると、1千トン級以上の大型船の保有隻数は12年段階で、日本(約50隻)が中国(約40隻)を上回っていた。それが14年、中国は80隻となり、海保の約50隻を抜く。15年には海保約60隻に対し、2倍の120隻となった。日本政府は19年までに海保の大型巡視船を65隻に増やす予算建てをしているが、同年までに中国は135隻に増えるとみられ、その差は広がる一方だ。
●解決策は外交しかない
大きさも3千トン級が多く確認されており、海保最大の6500トンを大きく上回る1万トン級の船も建造された。大型船の中には、装甲の厚い海軍艦艇を改造したものもあり、37ミリ機関砲など重装備を持った船も確認されている。
「台風で真っ先に離脱するのは小型船。大型はシケに強く、最後まで海域で展開できるが、1万トン級が必要かどうか、よく分からない」と海保関係者。「日本の海保、中国の海警ともに、撃ち合いになれば、戦争にエスカレートしてしまうのは互いにわかっている。海上法執行をする警察組織だから、撃ってくる理由はないはずだが、装備の大型化も何が目的かわからない」(前出の幹部)
これまで中国公船が撃ってきたり、体当たりしてきたりしたことはない。相手が警察組織であるという信頼感はあるが、大型化と同時並行で進む武装強化の動きに警戒感をあらわにする。
中国海警局は現在、小中型の船艇などを含めると全体で約2450隻を所有する。これは海保の455隻の5倍強。米国の沿岸警備隊の2020隻をも超える隻数だ。
常に相手を上回る隻数での対応が基本の尖閣警備にも大きな影響を及ぼす可能性がある。実際に今年8月、15隻の中国公船が尖閣海域で領海侵入を繰り返した時は、尖閣専従12隻では足りず、全国から応援の巡視船が出動した。この時は近くの海域でギリシャ船籍の貨物船と中国漁船の衝突事故も起こり、急遽、救助活動にあたるなど、何隻あっても足りない状況だった。
尖閣上陸という最悪のシナリオを防ぐためにも、海保の人員も船も増やすという、警備力強化は急務。外交による抜本的な解決をはかるまでの時間稼ぎかもしれない。エスカレートする神経戦に、残された時間はあまりない。
(編集部・山本大輔)
※AERA 2016年11月28日号
(おわり)
3:
:2016/11/22(火) 07:22:17.13 ID:
>>1
おまえら、ブサヨが話し合いとか暢気な
論調で世論誘導しているうちに、こういう状況になったんだが。
12:
:2016/11/22(火) 07:48:50.93 ID:
36:
:2016/11/22(火) 10:52:59.42 ID:
>>1
>自衛隊は絶対に出せない。ミリミリ(軍と軍)では一触即発の危険があり、あくまでも海保に頑張ってもらうしかない
こんなん、簡単やんw
ちゃんころ「偽装」主義に学んで、
日本も自衛隊の
・「偽装」漁民とか
・「偽装」海保とかで、
鎧袖一触戦術をとればいいだけ。
37:
:2016/11/22(火) 10:56:32.90 ID:
>>36
ほんとにそう思う。
奴らのインチキさ・嘘つきを逆手に利用して
こっちも同じことやればいい。
漁船に擬した超頑丈な小型軍艦の漁網が中国船のスクリューを
根こそぎ引っかけてしまったとか。
38:
:2016/11/22(火) 11:12:40.72 ID:
>>36
どう見てもDDなのに巡視船とかw
なぁに白地に青ライン塗っておけば問題なかろww
39:
:2016/11/22(火) 11:20:43.97 ID:
>>36
ネトウヨの妄想戦術w
一触即発の意味がまったく分かってねーな。
中国側が偽装漁民なんかに配慮するわけないだろ。
40:
:2016/11/22(火) 11:29:53.14 ID:
42:
:2016/11/22(火) 11:41:01.34 ID:
>>40
海賊が漁船を沈めまくったので
自衛隊が海賊退治をしましたでいいんじゃね?
4:
:2016/11/22(火) 07:22:23.81 ID:
5:
:2016/11/22(火) 07:27:20.66 ID:
こんなでも日本国内には中国人永住者が溢れかえっているし
どんどん中国人移民を受け入れている。
9:
:2016/11/22(火) 07:39:18.83 ID:
>>5
アメリカがメキシコからテキサス乗っ取ったの真似してるんですよ
そのうちに武装蜂起でもするんじゃないか
25:
:2016/11/22(火) 09:21:26.84 ID:
>>9
それは永住者や帰化を認める法務省のせい
法務省の責任は法務大臣の責任
法務大臣は誰が選ぶかつったら内閣総理大臣だわな
で、内閣総理大臣は自民党首班から出てる訳だ
その自民党を支持してるのは誰か?国民だろ?
つまり中国人永住者が増えてるのは、日本人の自己責任だ
6:
:2016/11/22(火) 07:28:19.75 ID:
【三橋貴明】『尖閣諸島に公務員を常駐させよ!』
http://ameblo.jp/takaakimitsuhashi/day-20160818.html ●尖閣諸島に「緊急避難」した海上民兵たちは、小屋を作り、そこに定住しようとします。
日本が対応に戸惑っているうちに、建物はコンクリート製に代わり、中国漁船用の岸壁が造られ、ふと気が付いたときには中国の実効支配下に陥ってしまう。
フィリピンがミスチーフ礁でやられたのが、まさに↑これです。
もっとも、何度も書いていますが、尖閣諸島の問題に対しては、
日本側としては「解決策」があります。
自衛隊などの公務員を常駐させることです。
●2012年の衆院選で、自民党は「尖閣への公務員常駐」を公約に掲げましたが、 政権を取って以降は「放置」状態になってしまいました
現在の日本は、尖閣諸島において「短期的な小さなリスク」を恐れ、長期的に取り返しがつかないレベルのリスクを負う道を突き進んでいるように見えるのです。
7:
:2016/11/22(火) 07:29:15.29 ID:
8:
:2016/11/22(火) 07:36:17.12 ID:
面倒だから 全部ミサイル攻撃でやつけちゃえよ
日本の科学技術なら簡単にできる
14:
:2016/11/22(火) 07:52:29.74 ID:
15:
:2016/11/22(火) 08:09:13.28 ID:
23:
:2016/11/22(火) 09:01:26.21 ID:
16:
:2016/11/22(火) 08:11:39.45 ID:
古くなったタンカーやフェリーを白く塗って
無線操縦にして、可燃物をギッシリ詰めて配置しておくべき
支那が体当たりを仕掛けてきたらよい教育になる
20:
:2016/11/22(火) 08:46:23.38 ID:
22:
:2016/11/22(火) 08:51:44.28 ID:
26:
:2016/11/22(火) 09:27:45.92 ID:
オカルト式牽制とかすりゃいい。
中国政府は出てくる漁船の数を把握していないんだろ?
そしたらデマを流してやるんだよ。
「日本海に船団組んで出航した船のうち、
毎回3隻帰っこない船がある」
日本人なら信じないけど、何しろ土人だものw
34:
:2016/11/22(火) 10:36:37.40 ID:
>>26
尖閣に近づいた人間は、みんな謎の病魔に侵されて苦しんでい死んでいく
とか、家族が不幸になるとかな。
35:
:2016/11/22(火) 10:42:11.00 ID:
>>34
中国人には、金運が極端に悪くなる、
子種が無くなるが一番効くんじゃないか?
27:
:2016/11/22(火) 09:27:51.73 ID:
トランプが就任するまでに臭近屁が何か仕掛けてきそうだ。
クリスマス・年末年始は非常に危ない。
28:
:2016/11/22(火) 09:40:24.15 ID:
AERAって少し変わったん?
アカヒらしくなく少しおとなしいけど、
ガス抜き的なスタンスになった?
それともこの記事だけ?
31:
:2016/11/22(火) 10:11:59.02 ID:
>>28
つい最近、共産党が中国の覇権主義批判したから、
それに合わせて方向転換したんじゃないか?
41:
:2016/11/22(火) 11:38:49.02 ID:
>編集部・山本大輔
じゃあ、どうすればいいのか、
その対策について、解決法について
自分の意見を述べろよ。
尻切れトンボだから、評論も政治もカニの甲羅の中身の様に
堂々巡りでグジャグジャなんだよ。