ロケット 宇宙 科学 

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:2014/04/29(火)15:49:45 ID:
長年にわたり中国運載火箭技術研究院(運搬用ロケット技術研究院)などで宇宙開発にたずさわった李光亜氏が27日、重慶図書館内で講演を行い、中国が建設を予定する恒久的に使用できる月面ステーション「月宮1号」を2014年内に公開するなどと述べた。中国は現在、実験的な宇宙ステーションを運営しているが、2020年には正規の宇宙ステーションを建設する。同年には米国、ロシア、日本、カナダ、欧州宇宙機関などが運営する国際宇宙ステーション(ISS)が運用を終了するため、中国は世界で唯一の宇宙ステーションを運営することになるという。中国新聞社などが報じた。

李氏によると、中国の月探査プロジェクトについては、スケジュールは確定していないが、人を月に送り込み、駐在させることは確実だ。

中国は月探査を「繞(探査機の月周回)」、「落(月軟着陸)」、「回(地球に帰還させ回収)」の順で進めているが、2013年に打ち上げた嫦娥3号で「落」の段階までを完了させた。現在は「回」の準備をしている。現在の国家計画によると2017年に打ち上げる無人探査機の嫦娥5号を月に軟着陸させ、土あるいは岩石などの標本を地球に持ち帰らせる「月へのサンプル・リターン」を実現させる。

「サンプル・リターン」については軌道変更や大気圏への突入という技術面の課題を解決せねばならないため、今年(2014年)6月には、嫦娥5号のための試験機を打ち上げる。

月面にスタッフを駐在させるための恒久的な「月面ステーション」は、すでに北京航空航天大学(北京航空宇宙大学)が設計を終えた。「月宮1号」と名づけられており、面積は36平方メートル。李光亜氏は「小さなものだが、人類が月で生活する条件を備えている。年内には一般に公表されることになるはずだ」と述べた。

中国では月探査と平行させて、宇宙ステーションの建設も進めている。李氏によると「有人飛行」、「ランデブー・ドッキング」、「宇宙ステーションの建設・運営」の順で実施してきた。また、中国は2011年に実験的な宇宙ステーションである軌道上実験モジュール「天宮1号」を2011年に打ち上げたが、2013年までに神舟8号、神舟9号、神舟10号をドッキングさせたことで、「宇宙ステーションの建設・運営」技術の基礎を確立した。そのため、中国はすでに本格的な宇宙ステーション・プロジェクトの実施段階に到達した。実現は2020年の計画だ。

米国とロシアが牽引(けんいん)し、16カ国が参加したISSが軌道に投入されたのは2000年だった。ISSの設計寿命は15年間だったが米ロの合意などで運用は2020年までに延長された。

中国が計画している宇宙ステーションは質量が60トン前後と、ISSの423トンに比べてかなり小さいが、2020年にはISSが退役するので、少なくともそれから当面は人類が運用する唯一の宇宙ステーションになる見込みだ。

中国が現有する大型ロケット打ち上げ場は酒泉(内モンゴル自治区)、太原(山西省)、西昌(四川省)の3カ所だ。李氏によると、2015年には海南省の文昌衛星発射センターの運用が始まる。文昌センターでは同年、宇宙空間への運搬能力を大幅に向上させた新世代ロケットの長征5号の打ち上げが実施されるという。

イカソース
http://news.searchina.net/id/1531128