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:2014/05/10(土)12:01:19 ID:
(前略)
数十年間、戦争と経済難にある米国は転換期を迎えている。米国の同盟とグローバル・パートナーも、自国内の挑戦的課題として国際平和と安定に貢献することで困難にある。欧州の経済低迷は、大幅な国防費削減をもたらした。

ソウルからキャンベラ、ニューデリー、東京まで、アジア民主国家はいつよりも活発に国際社会に貢献している。内心では国際秩序維持のためのコスト支出に憂慮しつつも、このような期待は高まっている。
 
さらに、保守的な日本の安倍晋三首相まで集団的自衛権行使のための解釈改憲に慎重に臨んでいる。連立与党の公明党は、自衛権行使が可能な事例を制限しようとしている。日本の国防費は国内総生産(GDP)の1%未満であり、他の先進国より低い。

国際秩序の動揺によって生じた隙間は、中堅国家が活動する空間となっている。G20の加盟国であり米国の同盟である韓国は、高学歴の人材と先端技術の尖兵だ。また、活気に満ちた市民社会を備えた国家として国際秩序と安全保障の確立に貢献する条件を備えている。

朴槿恵(パク・クンヘ)大統領は、北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)第1書記を牽制し、すでにこうした役割を果たしている。朴大統領は金第1書記の軍事力増大に合わせて、韓米同盟と抑止力を強化し、米国が戦時作戦統制権返還の延長に合意するよう説得した。金第1書記が4度目の核実験を準備し、ミサイル開発を継続する中、朴大統領はこれに対するアメとムチを準備している。

朴大統領が努力してきた中国との友好的な関係構築も北朝鮮管理に必要だ。中国の対北朝鮮圧力は制限的だが、北朝鮮指導者に憂慮と疑念を植え付けるだけでも無謀な行動を抑制できる。

歴史問題にもかかわらず、朴大統領は、安倍首相、オバマ大統領とハーグで会った。安倍首相が生存する元慰安婦女性の苦痛を考慮する動きを見せるなら、韓日関係に再び弾みをつけることができる。そうなれば、来年には韓日首脳会談を通じて自由市場の両国家が、安保や北朝鮮問題など国際社会に対する挑戦課題で協力することもできる。

問題は、韓国のような中堅国が「ならず者」の不条理を防ぎ、規範と秩序を立て直すことができるかということだ。(それが可能なら)「ハブ(Hub・米国)―スポーク(Spoke・韓国など同盟国)」安保モデルは、国際社会で類似の価値観を追求する緩やかな国家間ネットワークに代替可能だ。

新たな多者プレーヤーが登場した21世紀の国際舞台で、中堅国が平和と秩序確立に決定的な役割を果たすこともできる。依然、いつリードするかを分かっている強い米国は必要だろう。しかし、既存の秩序に取って代わるより良い体制がない状況で、既存体制の崩壊を防ぎ、国際社会に活力を吹き込むには、韓国のような中堅国の役割がより重要になるだろう。

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http://japanese.donga.com/srv/service.php3?biid=2014051013318