韓国 ハングル

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:2014/06/19(木) 19:51:28.45 ID:
ソース(Yahoo・朝鮮日報) 
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140619-00001729-chosun-kr

 「漢字でも韓国の言葉を表記することはできるが、漢字は韓国固有の文字ではない」(国語基本法は違憲だという憲法訴願に対する韓国政府の意見書)

 「固有語と漢字語は排他的対立関係にあるものではなく、相互に弱点を補完し、国語生活を豊かなものにしてくれる」(韓国政府の意見書に対する語文政策正常化推進会の反論)

 漢字の使用や漢字教育をめぐって法律的論争が繰り広げられている。語文政策正常化推進会(会長:李漢東〈イ・ハンドン〉元首相)は、2012年10月に「国語基本法のハングル専用政策には違憲性がある」として憲法裁判所に憲法訴願を請求した。請求人側は「『漢字を知らない現象』を拡大させているのは、まさに現行の国語基本法」という立場だ。

 文化体育観光部(省に相当)は昨年7月、法務法人を通じ、この憲法訴願に対する長官名義の意見書を出して対抗した。すると請求人側も昨年12月、意見書への反論を行った。違憲かどうかの決定は、来年以降に出る見込みだ。

■憲法訴願「ハングル専用は言語人権侵害」  

 請求人側が「違憲」と指摘する国語基本法は、2005年に制定された法律で、国家機関や自治体の語文政策を総体的に律する役割を持っている。この法律は、第3条第2項で「ハングルとは、国語を表記する韓国の固有文字を指す」と定め、また第14条第1項で「公共機関等の公文書は、語文規範に合わせ、ハングルで作成しなければならない。ただし、大統領令で定める場合は、かっこ内に漢字または他の外国の文字を用いることができる」と定めている。

 「漢字」は国語を表記する文字ではなく、「外国の文字」というわけだ。請求人らは「国語基本法は、韓国語の表記文字という漢字の法的地位を剥奪している上、言語生活においてハングルのみの表記原則を国家が貫徹しようとすることは、言語面での人権を侵害していて違憲」と主張した。また初等・中等教育の教科用図書でハングルのみの表記原則を強制していること国語の教育課程で漢字を教えないこと-も同様に違憲だと主張した。

■「漢字は韓国の文字ではない」 韓国政府は反論

 これに対し韓国政府の意見書は「ハングルは世界で最も学びやすく書きやすい、条理ある文字で、韓国の高度成長の原動力だった。漢字は非常に長い間使われてきたが、韓国の言葉を理解して正しく使う上で漢字が役立つことはあっても、漢字そのものが韓国の文字になるわけではない」と反論した。

 意見書は「多くの韓国人が正確には理解できない中国の言葉、中国から日本を経て変化した漢字語を用い、それらの言葉を使い続けるよう強要することこそ、国民を愚かにする行為」と主張した。子どもたちが12年間教育を受けても母国語を正確に使えない理由については「最大の原因は、漢字語が57%を越え、これまで純粋な韓国語(固有語)が豊かに発展しなかったところにある」と論じた。

 また現代の情報化社会に漢字・漢文はあまり適合しない初めて接する漢字語は既に知っている漢字語や文脈から意味を確認すればよい-と主張した。

■再び反論「2000年間使ってきた固有の文字」

 これに対し、請求人側は再び「韓国の漢字は、ハングルと同じ韓国の伝統文字であり固有文字だ」と反論した。韓民族は、民族の思想や感情が盛り込まれた漢字を2000年以上も使ってきたのに「漢字は固有のものではなく、約500年前に制定された訓民正音(ハングル)だけが固有のもの」とする論法は理解できない、というわけだ。ローマ字やアラビア文字に見られるように、文字は一民族に限らず幾つもの民族が共通使用するもの、という事実も指摘した。

 「韓国語は漢字語や漢字を必須要素としている」という点も指摘した。韓国語は、意味を表す表意文字と、発音を表す表音文字を混用し、双方の文字の利点を巧みに取り入れているというわけだ。

>>2以降に続く)