韓国 経済 

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:2014/08/16(土) 17:31:00.41 ID:
【コラム】韓国経済、製造業だけで生き残れるのか

 サムスン電子ハノイ工場の現状を見て正直落胆した。ベトナム政府が数十万坪の工場敷地を無償提供し、4年間の法人税免除などの優遇措置を適用したことは、韓国の国民感情からして想像し難い。ただ、ここまでならば韓国政府と国民の意見が一致すれば追いつけそうだった。しかし、韓国の10分の1水準の月20万-35万ウォン(約1万9900-3万4600円)の賃金にベトナムの女性労働者が押し寄せる姿には脱力感さえ感じる。

 現在のようなグローバル環境で海外進出せずに国内に工場を建てろという要求はばかげているかもしれない。現代・起亜自動車がメキシコに工場を建て、LG化学が中国で電気自動車のバッテリーを生産するというニュースは、韓国経済の立場で言えばうれしいことではないが、企業の立場では選択の余地がない決定だった。韓国の製造業の現実は韓国にある施設まで外国に奪われかねず、最善を尽くして守らなければならない状況にある。

 韓国企業は海外に進出しているが、外国企業はなかなか韓国に進出しない。全世界がグローバル企業の争奪戦を繰り広げる中、韓国は過去十数年にわたり事実上完敗した。

 2000年に62億ドルだった韓国の海外への直接投資は、昨年には5.6倍の351億ドルに増えた。一方、韓国が誘致した外国人投資は同じ期間に152億ドルから145億ドルへと減少した。

 10年余り前には韓国に進出する企業が韓国から海外に進出する企業の約2倍あったが、現在は韓国から海外に進出する企業が2倍多い状況だ。過激な労働組合、不透明な規制などが外国企業の韓国進出をためらわせる要因なのは間違いないが、根本的には製造業の生産拠点として韓国は急速に競争力を失っているといえそうだ。

朴宗世(パク・チョンセ)経済部長

http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2014/08/16/2014081600751.html