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中国の湖水質改善へ、琵琶湖の環境保全ノウハウ
【読売新聞】 2015/01/08 14:50

滋賀県は友好協定を結ぶ中国・湖南省とともに、稲作の起源地とされる長江流域の洞庭湖で、滋賀の排水処理技術など環境保全のノウハウを導入するプロジェクトを始めることになった。

洞庭湖は琵琶湖の約4倍、約2600平方キロ・メートル。周辺は穀倉地帯だが、汚水処理設備が発達しておらず、近年、農地用の埋め立て拡大などで農業排水が流入し、生活排水でもリンが増えるなど水質が悪化している。漁獲量が減り、カワイルカなどの希少生物も減少傾向にあるという。

県と湖南省は1983年に協定を結び、官、民で様々な交流を続けている。湖南省が洞庭湖の保全事業を企画し、琵琶湖の水質を改善した実績のある県に、参画を依頼した。事業費約1億円は中国政府が負担。県側は、琵琶湖環境科学研究センター(大津市)を窓口に助言や協議する。県内企業にとっては、技術や設備を中国に広めやすくなるといった効果が期待される。

今後、モデル地区に農村2か所を選定。水質悪化の一因となる肥料の散布量を抑えるため、肥料を土中に植え付ける田植え機や、生活排水の浄化槽を滋賀から紹介し、効果を検証するという。

5日から湖南省・中南林業大の趙運林副校長ら8人が県を訪問。さっそく琵琶湖の水質改善の歴史や洞庭湖の現状について、県の担当者と意見交換した。9日まで県内に滞在し、県農業技術振興センターや農地を視察する。

趙副校長は「双方の専門家の協力によって円満な成功を祈る」とあいさつ。内藤正明・同研究センター長も「プロジェクトが中国での先進的事例になり、環境と経済が両立した発展につながれば」と述べた。

(小野圭二郎)
ソース:
http://www.yomiuri.co.jp/eco/20150107-OYT1T50027.html
画像:
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 (洞庭湖周辺の環境保全で協力を確認しあう県と湖南省の研究者ら(県庁で))