1:2015/04/13(月) 02:09:49.54 ID:
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大気汚染でマスクが手放せない北京市内。AIIBを主導する中国に調和のとれた開発は可能なのか(AP)
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アジアインフラ投資銀行の設立式典に出席した各国の代表=2014年10月、北京の人民大会堂(共同)

 中国主導で設立を目指すアジアインフラ投資銀行(AIIB)に50カ国以上が参加を表明したことで、アジア開発銀行(ADB)と並ぶ国際的な投資機関が誕生しようとしている。

 日本でも加盟の是非について与野で議論が起きているが、あくまで日本政府は慎重な立場。AIIBへの出資の過半を占める中国が、環境や自然保護、人権に十分配慮した開発を行えるか確証を持てないからだ。実際、中国は自国内でさえ深刻な大気汚染が解決できず、希少動物の保護も徹底できていない。AIIBの議論で、改めてクローズアップされる中国の環境意識。どんな問題が報じられているのか。

 「象牙」の密輸に関与を疑われ

 国家をあげて手厚い保護がなされているパンダに比べて、ほかの希少動物の扱いはぞんざいな印象をぬぐえない。

 象徴的なのが、牙が高価な置物や麻雀パイの材料にされる象。象牙の売買は、野生動物の取引ルールを定めたワシントン条約で厳しく制限されている。中国もワシントン条約の締結国だが、経済成長でお金持ちが増えて需要は増加。象牙の消費大国となる中、密漁や不当取引の温床になっているとの指摘がある。

 ロンドンを拠点とする国際環境保護団体「環境調査エージェンシー(EIA)」は、2013年3月に習近平国家主席ら中国要人がタンザニアを訪問した際、中国の犯罪集団がこれに紛れて、大量の象牙を買い付けて不法に持ち出したとする報告を発表した。

 共同通信によると、中国外務省の洪磊副報道局長はすぐに「報告には根拠がない。中国は一貫して野生動物の保護を重視してきた」と述べ「強烈な不満」を表明。しかし、不正な取引疑惑はこれだけでなはい。

 中国海軍が2013年末にタンザニアを訪れた際にも象牙が取引され、ある業者は艦船の乗組員に5万ドル(約570万円)分を売ったと証言。士官に渡すため、象牙81本を港に持ち込もうとした中国人も拘束されたという。

 仏AFP通信によると、中国は今年2月に象牙製品の輸入を1年間禁止すると発表したが、これは野生動物の密売撲滅に取り組む英国のウィリアム王子の訪中にあわせた外交的な措置とみられる。中国では象牙1キロあたり2100ドル程度で売買され、こうした価値を目当てに毎年、数万頭のアフリカゾウが殺されているという。

 トラは食べられ、骨は酒にも

 富と権力の象徴とされる「トラ」も危うい。汚職撲滅に向け「トラもハエも叩く」と意気込む習近平国家主席だが、こちらは絶滅が危惧される本当のトラの話だ。

 AFPによると、昨年末には大金持ちの中国の実業家がトラ3頭を買って食べ、禁錮13年の刑が下された。現地メディアは、関与した密売グループは東南アジアで捕獲したトラを含め計10頭を殺したと報じた。1頭あたりで20万元~30万元(約380万人~570万円)で売買し、1頭あたり10万元以上の利益を得ていたという。

 取引が禁止されているはずのトラだが、中国の飼育施設では扱いがあいまいだ。「死んだトラ」の骨などの成分の入った酒などを販売。トラの骨や内蔵は滋養強壮の効果、毛皮は成功の明かしとして珍重されるお国柄は変わっていない。

 環境汚染の告発動画停止に当局は「知りません」

 環境汚染が深刻な中国。ただその情報を隠さずに広く伝えられているか。疑いに目が向けられる。

 2月末にインターネット上で公開された中国の大気汚染の実態や健康被害を告発したドキュメンタリー作品が、3月8日までにはほぼ見られなくなったのは、報道を規制する通知が出されたとみられる。作品は、再生回数が数億回を超える大ヒットとなり、大きさを巻き起こしていた。

http://www.sankeibiz.jp/macro/news/150412/mcb1504120702001-n1.htm
http://www.sankeibiz.jp/macro/news/150412/mcb1504120702001-n2.htm
http://www.sankeibiz.jp/macro/news/150412/mcb1504120702001-n3.htm
http://www.sankeibiz.jp/macro/news/150412/mcb1504120702001-n4.htm
http://www.sankeibiz.jp/macro/news/150412/mcb1504120702001-n5.htm

>>2以降に続く)